山口の旅 3日目

helguera2008-08-14

3日目にいく前に、昨夜の2日目の続きを少し。
東萩駅前のホテルにチェックインして一休みした後、再び行動を開始して「萩・万灯会」(はぎ・まんとうえ)を見るためにタクシーで大照院に向かいます。詳しいことはリンク先に書いてありますが、お盆の迎え火と送り火の行事なのですが、今回はたまたま日程が合ったので最初は下関に向かう予定を変更して萩に回り込みました。本気の三脚を持ち込まない手持ち撮影でしたからたいした写真は撮れませんでしたが、それでも浴衣姿の地元の方と、そして数え切れない揺らめく蝋燭や灯篭の明かりを目にすることができました。写真の腕がなく、雰囲気の一部も伝えられないことが情けないです。




蝋燭に明かりを灯し始める頃から現地に居たのですが、少し前に降った雨の影響で火を灯すのに苦労している状況でした。それでも夜7時を過ぎて辺りが暗くなってくると、先ほどまでは心細いくらいだった蝋燭や灯篭の明かりが心強く見えてくるから不思議なものです。しっかりと古都の情緒を堪能し、宿に帰りました。


さて、3日目。
今日は朝9時に萩に帰省している友人にピックアップしてもらい、午前中は萩観光です。この萩の万灯会の存在も教えてもらい、また車で萩市内を案内していただいて、本当に感謝です。
まずは定番の松陰神社松下村塾に向かいます。朝9時だっつーのに、暑いの何の…。最初の予定では津和野と同じようにレンタサイクルで回ろうと思っていたのですが、この暑さじゃ体が解けてしまいそうと思うくらいの暑さでした。松陰神社から15日に送り火をたく東光寺にまわりましたが、昨夜の大照院と比べると人影もなく静かな雰囲気でした。もう灯篭の準備はしてありましたが、大照院も普段はこんな感じなのでしょう。


東光寺を後にして萩の城下町周辺を少し散策します。この萩も昔々の修学旅行で来たのですが、覚えている場所はほとんどありませんでした。ただ萩焼を作ったのは覚えているのですけれどね。もうちょっと萩に滞在したかったのですが、名残惜しいながらも再びJRで移動です。


東萩駅に戻り長門市駅に移動し、ここから今回の旅最後のイベントものである観光列車「みすゞ潮彩号」に乗車します。この列車は不思議な列車で、2両編成の観光列車なのに1号車は自由席で地元の方が普通に利用し、2号車は指定席で座席が日本海側に向かって横を向いて設置されています。

一面ガラス張りの大きな窓や、三角形や六角形の小さな窓から見る日本海の風景は不思議なものでした。途中で海を離れる時間も結構あるのですが、だからこそ時々海沿いで絶景に出会うと感動があります。

最後は市街地に入ってしまい横を向いているのが気恥ずかしくなる部分もあるのですが、2時間の乗車時間を終え列車は下関駅に到着し、そこからは新幹線を乗り継いで帰路に着きました。行きの新幹線では各地のサッカー事情や個人的な思い出など感慨にふけりましたが、帰りの新幹線は爆睡でした(笑)。


車で行くのはガソリン代が高いし、飛行機で海外に行くには燃油代が高いし、と消去法で選んだ今年の夏の山口の旅でしたが、たった3日間にもかかわらず盛りだくさんのメニューでとっても楽しめました。今度は涼しい季節に行きたいなぁ。