山口の旅 2日目

helguera2008-08-13

湯田温泉をチェックアウトすると、外は小雨模様。傘をさすほどではないけれど、ちょっと気になる天気です。今日はこの旅のメインイベントの一つ、SLやまぐち号に乗車します。湯田温泉駅からも乗車できるのですが、やはりこのような列車は始発駅から乗りたいので、ホテルの前から路線バスに乗って新山口駅に向かいました。


その新山口駅ですが、昔は小郡駅でしたよね? 確か昔々の修学旅行で降り立った際は小郡駅と言っていたように思います。そんなことを考えながらSLやまぐち号が発車する1番ホームに到着したら、先頭の蒸気機関車が入線するあたりに昔ながらの駅名表示板がありそこに小郡とかいてありました。疑問が解決してすっきりです。蒸気機関車がバックで入線してくると、そりゃもうホームは大騒ぎ。写真を撮るのも一苦労です。SLが入線してくるころには青空も広がってきましたが、さすがに蒸気機関車は夏の暑さよりも温度が熱いです。石炭を燃やすだけあって、本当に熱いのです。蒸気機関車に乗るのは生まれて初めてでしたが、石炭を燃やして走るということを実感しました。


乗車したのは5号車で一番後方の客車でしたが、それでもトンネルに入ると煙い。現在はさすがに客車にはエアコンが付いているのですが、昔は窓を開けて風を入れていたのでしょうから、トンネルの中は大変だったのでしょうね。残念ながらリアルタイム蒸気機関車世代ではないので子供のころの記憶とかもないのですが、昔の映像を見ると煙が大変なんだろうなと想像していたのですが、本当に黒いすすが付くのを体験できました。客車の中は夏休みということで大混雑でしたが、良い体験ができました。


2時間の蒸気機関車初体験を終えると、山口県を少しだけ離れて島根県の津和野駅に到着です。ここも大昔に修学旅行で訪れた場所なのですが、記憶が曖昧です。確か津和野城址に登って街を見下ろした記憶が…。今日は駅前でレンタサイクルを借りて、鯉が泳ぐ水路を見て、まずは真っ先に津和野城址に向かいました。自転車を押しながら坂を上り、リフトを使って山の上に到着し、少しだけ尾根道を歩いて出丸跡へ。ここから見下ろす津和野の街になんとなく見覚えがあるような、ないような…。その後も津和野の町を回りましたがはっきりとした記憶には出会えませんでした。稲荷神社の下で定番の稲荷寿司を食べ、駅前で自転車を返し津和野散策も終了です。


津和野からは萩に向かい路線バスに乗り込みます。路線バスと言っても乗車時間が1時間45分、料金は2,080円ですから、路線バスでもスケールが違います。

山道を越えて東萩駅に向かうのですが、山の中でも「なぜここにバス停が?」というようなところにバス停があって面白かったです。夕方5時、東萩駅に到着しました。