山口の旅 1日目

helguera2008-08-12

夏場は結構実生活のほうが忙しく、サッカーの試合もリアルタイムで見ることがなかなかできません。ということでリーグ戦もオリンピックの試合も録画しているのですが、見る機会を失ったまま過ごしています。勝った試合ならまだしも特に負けた試合などは見る気力を振り絞るのも大変です。と言いながら、まだ五輪男子のナイジェリア戦は見ることができていませんが…。


そんな忙しい夏ですが、それでも何日か夏休みがあります。休みは休むというのが人生のモットーなので、サッカーの試合の録画がたまっているにも関わらず旅に出ました。
与えられた時間は限られてますし、予算も諸事情により限られています。車で出かけるにはガソリン代が高すぎるし、飛行機で海外に出かけるには燃油代が高すぎる。ということで今年は鉄道の旅を選びました。


新幹線で一路西へ。目指すのは山口県です。東京駅から新幹線に乗り込むと、各地を通るたびにサッカーのことを考えてしまいます。新横浜は新幹線だとあっという間だなとか、静岡を通る時は日本平にもう一度来たいなとか、エコパは相変わらず山の中とか、ヤマハスタジアムでは良い思い出がないとか。岐阜や名古屋や京都を通過する時は瑞穂や西京極には来ていないからいつか来たいとか、新大阪では万博に行ってみたいとか、新神戸では2002年に高円宮様に会ったなとか、広島は遠かったなとか、岡山はJ2に上がってくるのかなとか。
日本各地でこれほどサッカー関係の思いが湧いて出るということは、やはりJが開幕した効果なのでしょうねぇ。もちろん日本代表の試合で訪れた場所もありますが、J1やJ2やJFLなど、日本のサッカーが根付いてきた証拠なのかも…、などと思いながらあっという間に広島に到着しました。


広島でのぞみからこだまに乗り換え、新岩国駅に到着します。新幹線の新岩国駅から連絡通路を歩き、錦川清流戦の御庄駅に乗り継ぎます。当面の目的地は岩国駅なのですが、広島から在来線に乗り換えた方が岩国駅までスムーズに行けると思うのですが、せっかくなので錦川清流線に乗ろうと思い新岩国駅までやってきました。錦川清流線は1時間に1本どころか、1時間半に1本しか列車がありません。ホームも2両編成がようやく止まれる長さしかなく、新幹線から乗り継いできたのは自分たちだけでした。とっても静かなローカル線の無人駅で、のんびりと列車を待っている自分の上を山陽新幹線が何本も通過していく。止まっているような時間の流れの中にいる自分と、さっきまで乗っていた新幹線の1秒を争うような時間。何ともシュールな体験でした。


岩国駅でレンタカーを借りて錦帯橋へ。人生初の錦帯橋です。日本のこのような建造物って、なぜか心惹かれるのです。現在改修工事が行われている唐招提寺とかも同じですがテレビで改修の模様のドキュメントなどを見てしまうとどうしても自分の目で見たくなってしまいます。幸い暑いことは暑いものの青空と白い雲が適度にミックスされた夏の空をバックにそびえる錦帯橋を堪能することができました。

地元の人たちが川で水遊びをしているのが、とっても羨ましかったです。こんな暑い日には最高ですね。ありふれた言葉ですが錦帯橋を実際に歩いてみて、巧の技を感じました。(来年は唐招提寺だ。)


岩国を後にし、今度は一路防府へ。防府天満宮に向かいます。なぜ防府天満宮かと言いますと、ン十年前に修学旅行で訪れた場所なので、もう一度見てみたいと。ところが実際に訪れてみると、まったく思い当たる場所がない…。行程は覚えているのでコースに入っていたのは間違いないのですが、もっと広い場所だったような気がしていました。寺際に訪れたなら蘇る記憶もあるかと思ったのですが、そんなロマンチックな出来事はありませんでした。


再び車に乗り込み、湯田温泉でレンタカーを返して今日は湯田温泉に宿泊です。ハモ料理がメインなのですが、人生の中で意識して鱧を食べたのは初めてでした。食べられないことはありませんでしたが、まあもういいかな。一晩で一生分の鱧を食べたような気がします。
明日も晴れるといいなぁ。