大宮 - G大阪

helguera2008-08-17

大宮公園サッカー場に行ってきました。
時間の関係で後半の45分間しか見ることができなかったのですが、面白かったと言うべきか、つまらなかったと言うべきか、どちらのサポでもない私にとっては非常に微妙な試合でした。


私がスタジアムに着いたのはハーフタイム。その時点では大宮が2−0とリードしていました。『これは後半の45分間はG大阪の猛攻で面白い試合が見られるか!』と期待したのも束の間、後半の23分には大宮のFWデニスマルケス選手が退場になってしまいました。これでこの先の展開は動かしがたいものになってしまいました。ただでさえ守備意識の高い大宮が1人減ってしまったら、もう守るしかないことは決定的です。2点リードしている状況も攻める必要性を感じさせません。


そこからは監督の交代策も藤本選手から金沢選手、佐伯選手から斉藤選手と、監督が大宮の選手に無言の大声で『守れ!!』と絶叫しているかのような選手交代です。時々大宮ボールになっても、大宮のフィールドプレイヤーの選手は6〜7人が自陣ゴール前に残り攻めるアクションを見せるのはDFW*1の森田選手とフレッシュな金沢選手ぐらいです。まあ、それはもう見事なものでした。


対するG大阪ですが大宮の退場前から攻めの呼吸が微妙に合っていないかのような、そんなパスのズレや動きのズレやタイミングのズレを感じてしまう攻撃でした。ですから大宮のDFW森田選手を除く8人の選手が4−4の2列のラインを作って、左右にシフトしながら守る守備ブロックを崩せそうな気がしませんでした。『チャンスはFKかCKだろうな…』と思いながら見ていたのですが、残念ながらセットプレーも不発に終わり、何とも残念な結果に終わってしまいました。


攻めの呼吸が微妙にズレていたとは言え、それでもG大阪相手でもプロの選手が8人も真剣に守れば邯鄲に崩せないのだな、という視点で見れば面白い試合でしたし、サッカーの本質は攻撃でゴールを奪うことで、そこに至る過程のファンタジーを楽しむと言う視点ではまったくつまらない試合でした。大宮はまったく攻めないし、G大阪は引きこもる相手に攻めあぐねるし。途中からは携帯の他会場の結果ばかり見ていたのですが、そちらはそちらで見るたびに落ち込んでいくような結果だし…。
まあ、長いリーグ戦。こんな日もあるさと切り替えるしかないような一日でした。

*1:ディフェンシブフォワード