大宮 - 浦和

helguera2008-09-21

大宮公園サッカー場へ行ってきました。
しかし、まあ、なんでこう大宮ホームの試合は雨ばかりなんでしょうね。それも豪雨。


7月27日の清水戦はキックオフ直前に豪雨&雷で約1時間中断。
8月16日のG大阪戦は試合終盤から強い雨となり、終了直後に豪雨。
8月28日の横浜FM戦は滝のような豪雨。幸いにも雷ではなかったので試合は続けられましたが、この時の雨が一番強かった。
そして9月21日の浦和戦も豪雨により約1時間の中断。

ホーム4試合連続豪雨ですから、大宮の運営関係者はさぞや天気を恨んでいることでしょう。4試合連続で雨に打たれる観客もたまりませんが。本当に「何でもいいから屋根付けろ!!」とでも言いたいです。


さて、試合ですが、大宮と浦和の選手の質の違いが出てしまった結果と言うことでしょうか。大宮がラフリッチ選手をポストに使おうとしたりクロスのターゲットにしようとしても、田中闘選手がことごとく跳ね返す。サイドの攻防でも浦和が優位だし、大宮が上回っているところはほとんど見つけられませんでした。攻撃を組み立てる際のボールを密集から動かしていくところだけは大宮の方が優っていたように見えましたが、それ以外はほとんど浦和のものでした。大宮の攻撃を見ていても、「カウンター以外はほとんど得点は無理…」と思ってしまう試合展開でした。


一方の浦和ですが選手個々の優位は認められたもののチームとしての出来は今ひとつといったところでしょうか。結果的に決勝点となった高原選手のゴールも、抜け出した高原選手の切り返しにまんまと引っかかって横になってしまった大宮のGKのミスという部分が大きなウエイトを占めるゴールでしたし。選手個々の1対1では上回っているものの、チーム全体の組織力になってしまうと互角に近くなってしまう。『浦和はこういうサッカーをするんだぜ!』というようなメッセージはあまり見えないような、試合でした。


さいたまダービーということでさいたまのプライドをかけて戦った試合でしたが、家族が大宮を応援しているものの生粋のヴェルディ好きですからかなり冷静に試合を見ることができましたので、主審について一言。
この試合の主審は何かと名前を見ることが多い柏原丈二さんでしたが、比較的落ち着いて良い笛を吹いていたように思います。多少浦和よりに見えなくもないカードの出し方もありましたが、全体を見れば荒れる要素を含んだダービーマッチにおいて”まあまあ”の笛を吹いたと思います。大宮ゴール裏からはかなりブーイングもされていましたが、ある意味負のネームバリューがある主審の辛さといったところでしょうか。
ただ、最後の桜井の突破に対する浦和のファールについてはすぐに笛で止めるのではなくて、ボールが再び桜井のところに戻ってきたので、もう少しその先の成り行きを見てから止めて欲しかったです。でも、そのマイナスを考えても全体としてはまあまあだったと思います。