日本 - オーストラリア

都合により自宅のテレビにて観戦でした。


それにしても久しぶりの更新になります。更新の仕方を忘れてしまっているのではないかと我ながら不安でした。更新の仕方よりも、ここを読んでくれていた皆様がここの存在を忘れてしまっていることの方が確実だとは思いますが…。
昨年の12月以降、意識してサッカーから遠ざかっていました。正確には12月6日以降ですね。元旦の天皇杯決勝はチケットを買ってあったのですが、風邪でダウン。寝正月となってしまいました。おかげで2日3日の箱根駅伝を1区から10区まで完全視聴することができました。早稲田がリードすると元気になって、逆転されると無口になる解説の瀬古さんが面白かった。おっと、そんな話ではありませんね。


さて試合ですが、良くもなく悪くもなく。
テレビ観戦ですから画面に映っている範囲の出来事しか分かりませんので、かなりアバウトな感想になってしまいますが、可もなく不可もない試合としか思えませんでした。もともと両者のこの予選で置かれている立場を考えれば、勝つ必要もない。お互いに負けなければこの予選グループで3位以下に落ちる心配はない。2位以内を確保するよりも3位以下に落ちることが難しいような組み合わせですから、試合前から引き分けという結果は予想していました。この試合に関して言えばテレビ局の言う「絶対に負けられない戦い」というフレーズは、まさにピッタリです。直前来日のオーストラリアとオフ明けのの日本代表。どちらも良いコンディションとは言えないが直前に代表として試合をこなしている日本代表の方がちょっと有利、と言ったぐらいの差でしょうから、コンディション面からも引き分けを予想していました。


アウェイということやコンディションを考えてか、ラインをあげてコンパクトには保つものの、基本は守備から入り良い形になった時だけ攻撃に入るオーストラリア。対する日本は持ち味の短いパスを足元につないで、チャンスと見れば高めのオーストラリアのDFラインの裏を狙う。日本がボールを保持して攻撃はしているのですが、これって日本の攻めがちょうどはまる試合だと思うのです。ベタ引きでゴール前を人数で固められたり、積極的に前から激しいプレスをかけた守りをされると戦いにくい窮屈な試合をしてしまう最近の日本代表ですが、この日のオーストラリアのように適度にDFラインを上げてくれて、その割には日本のDFやボランチの高さには激しくプレッシャーをかけてこない相手と言うのは、今の日本のボール回しはちょうどはまっちゃうんじゃないですかね。ただ、サイドは突破できますがそこからクロスを入れても中央で勝てるわけではないので、攻めている割には決定的なチャンスの数は少ないのだと思います。日本が攻めているようでもあり、オーストラリアが攻めさせているようでもある前半でした。


後半はさすがに60分を回った辺りから極端にオーストラリアの動きが落ちたので、前半よりは日本が人数をかけて大きなチャンスを作る回数も増えましたが、一番ゴールの可能性に近づいたのは遠藤選手のミドルシュートだったでしょうか。カウンターから逆サイドの長谷部選手が放ったシュートも惜しかったですが、大久保選手に当たらなくても枠を外れていたようにも見えましたし。得点が取れなかったのは残念ですが、オーストラリアにも決定的なチャンスはほとんど作らせていませんので、まあ引き分けはOKなのかな、と言うのが正直なところです。勝てる試合を落としたと言うほど日本が主導権を握っていたとは思えないし、かと言ってやりたいことができなかった試合とも思えない。予選とは言え本気とは言いきれないオーストラリアが相手でしたが、試合前から両者引き分けでも悪くない結果だと言うことが分かっている試合ですから決戦という雰囲気が生まれないのはしょうがないと思います。


一度更新を休んでしまうとサボり癖がつくもので、どんどん更新しない日常が普通になっていくもので、更新再開のキッカケをヴェルディの新体制発表の日にでもしようかと思っていたのですが、その前後のヴェルディ絡みのニュースは落ち込むような選手の流出やクラブの身売りの話ばかり…。もう完全に更新再開なんて気分じゃなくなっちゃいました。
そうこうしているうちに国立のフィンランド戦を迎えたわけですが、この日も自宅観戦。日本代表を追いかけて遠くイランやバーレーンにまで行った日々が嘘のように思えるくらいの熱のなさですが、正直今の日本代表にチケット代を出す価値があると思えないのも正直なところなのです。監督が代わればまたこちらの気分も変わるとは思っていますが、サッカー協会の有り様を考えれば監督交代など有り得ない事も想像できてしまいますので、サッカーとの付き合い方が難しい今日この頃です。