日本 - タジキスタン

試合前のタジキスタンの国歌ですが、生まれて初めて聞きました。日本のサッカー好きの中でタジキスタン国歌を今までに聞いたことがあった人はどれくらいいたのか気になる所です。幸いにも君が代独唱もズッコケるような歌ではないかったので、緊張感を保ったままキックオフ。


試合が始まった直後の日本の猛攻も見ごたえがありましたが、それよりも直前のテストマッチベトナムと組んだ協会関係者がこの試合のMVPかな。だってどう考えてもベトナムより弱かった。ベトナムほどの守備の粘りもないし、体格がよさげな割には当りにも来ない。ベトナム戦と違って日本代表が現時点でのベストメンバーだったことを差し引いても、やっぱりベトナムよりも弱かったと思います。俊敏性も勤勉性もない劣化版欧州チームに対しては、日本代表は強いでしょう。


それとハーフナーのスタメンはやはり良いです。ボールをつないで崩す中にも、最後にはハーフフナーの高さがあるというシンプルな共通理解が全選手に生まれやすい。また相手選手はハーフナー選手の高さを意識するあまりまわりの選手へのマークが疎かになったりする。開始直後の吉田選手の得点チャンスなどは、マークが分散することのメリットだと感じました。
あとはやはり中村選手には岡崎選手などの意識の高い受け手があうし、中村、遠藤と攻撃の起点が2箇所になることでリズムの変化も生まれやすい。絶対的な中心選手である本田選手を怪我で欠く中で、ようやく次善のバランスを見つけつつあるような気がします。


この先の対戦でアウェイのよく分からない環境からくる不安が若干あるにはあるけれど、今日の勝利で3次予選の突破の問題はなくなったと思っています。ただ、この試合でも途中交代が進むにつれチームの攻撃からシュートチャンスが消えていきましたから、途中交代で良いほうにギアチェンジを出来る選手を見つけ出すことが当面の課題でしょうか。途中交代で出た選手が良い悪いではなく、今のチームの攻撃の流れにフィットできるのかどうかの問題は常に抱えていて、今現在その答えは清武選手しか見つかっていない。もう一枚ぐらい攻撃の切り札が欲しいかな。



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