大会7日目

昨夜は鹿島から新宿、そして埼玉の自宅に着いたのは深夜3時近くだった。今日も休みで良かった。さすがにそろそろワールドカップの試合に行くことに慣れてくる。今日は埼玉スタジアムに行く予定だが、チケットの売れ行き的には人気のない試合だ。でも、アフリカ勢のカメルーンを見たかったこともあり、また地元埼玉スタジアムの試合は全部見るつもりだった。半年前は埼玉スタジアムで行われる4試合のうち、行けるのはこの試合だけかもしれないと思っていたが、4試合全てに行けることになり、幸せだ。チケットが手に入る前は、埼玉スタジアムのそばを車で通るたびに、『ここでワールドカップをやるのに、ここで日本代表が戦うのに、私は中に入れないのか』と考えていただけに、人気のない試合だってスタジアムに入れて試合が見られるだけで素直に嬉しい。


今日は同い年の”いとこ”と北越谷駅で待ち合わせて試合に行く。いとこは千葉に住んでいてジェフのサポーターだ。時々日本代表の試合も一緒に行く。1試合とはいえ、一緒に試合を見ることができて良かった。


カメルーン 1-0 サウジアラビア 18:00
埼玉スタジアムでの試合観戦もこれで3試合目、売店の位置なども慣れたものだ。ただ、すでにワールドカップグッズ(マフラーなど)がほとんど売り切れているのには驚いた。私は初戦のイングランド-スウェーデン戦の時に自分の分は買っておいたが、こんなことならもっとまとめて買っておくのだった。買ってどうするわけではないが、そんな気がした。ただ、自分にとってのワールドカップの1試合は記念になるものではなくて、自分のサッカー観戦史の通過点だから、あまり試合の度にグッズは買わない。トヨタカップでは毎年欧州の出場チームのマフラーを買ってしまうけれど。


試合は初戦でドイツに徹底的に痛めつけられたサウジアラビアがどのようにチームを立て直してきたかに興味があった。そしてカメルーンでは日本で人気のあるエムボマよりも、いつもスカパーで見ているエトーに興味があった。試合はサウジアラビアがしっかり守って得意のスピードにのったカウンターをうまく狙っているように思えた。惜しい攻撃もいくつか繰り出したが、個人的に注目のエトーの一発に沈んだ。埼玉スタジアムは同じアジア勢、そして初戦の8点差負けの結果を受けてサウジアラビア寄りの雰囲気が漂っていたが、この敗戦で今大会最初のグループリーグ敗退国が決定してしまった。グループリーグで敗退してしまうにしても、応援してくれるサポーターのために3試合目までチャンスがあるような試合をしないと、ワールドカップに出ただけになってしまうことをあらためて強く感じた。まるで4年前の日本のように。


この日は翌日の移動が早朝のため、自宅には帰らず錦糸町のホテル”東京マリオットホテル錦糸町東武”に泊まる。そもそも錦糸町に行った事がないが、このような機会に行くことになるなんて不思議な縁だ。折角のいいホテルへの宿泊なのに、コンビニで食事を買って、食べるとすぐに倒れこむように寝てしまった。