監督解任とチェコ戦

昨日のチェコ戦の勝利でスポーツ新聞をはじめとするマスコミ各社は、またジーコを持ち上げるのかなと思うと少し憂鬱です。
もちろんテストモードのチェコとはいえ、勝ったことは素直に嬉しいです。でも、それはあくまで昨日の90分の中の出来事と結果でしかなく、就任以来2年近くの時間を掛けてきた強化の結果や、これからの長いアジア予選をジーコ監督で戦っていくということとは、まったく別次元の問題です。
今回の遠征をとってみても、(選手の怪我を考慮しても)就任以来これだけの時間がたっているのに急造のDFラインであったり、シュート練習以外できなかったり。まあ、紅白戦とミニゲームとシュート練習以外は出来ないのでしょうけど。この2試合の戦い方は2年近くの時間を掛けてジーコ監督が目指してきたものの一応の完成形とか、有効な途中経過なのでしょうか。私には主力選手の怪我や相手チームとの力関係などで、偶然現れた蜃気楼のようなものとしか思えないのです。
チェコに勝ってから数時間後にこんなことを書くのも気が重いのですが、この先数日間のマスコミの騒ぎを見る前に、少しだけ。