ホームドラマ!第10話

過去の思い出や出来事を大切に思う気持ちと新しく前に進もうとする気持ちの葛藤をもっとじっくりと表現して欲しかったな〜。このドラマの中では結構重要なテーマだと思うんですけどね。智彦(ユースケ・サンタマリア)さんの気持ちと将吾(堂本剛)くんの気持ちをもっと丁寧に描いて欲しかったです。
それ以外では智彦さんを見つめるガラス越しの翔子(井上真央)ちゃんの表情が良かったですね。先週も思いましたが、顔の演技だけであれだけその時の心情を表現されてしまうと何だか末恐ろしい女優さんになりそうですね。バイト姿も可愛かったです。
でもやっぱり映子(いしだあゆみ)さんと河野(田村高廣)さんの家族とこの家を思う会話には、じーんとさせられますね。いつかは巣立っていく家族を思いやる気持ちとさびしく見送る者の気持ち、切ないですね。でも本当の家族だって増えて減って、生まれて死んで、出会って別れての繰り返しなんですよね。
来週は最終回ですが、どのような結末になるのでしょう。というか、そもそもこの家族のストーリーに結末など考えられませんよね。だって、恋愛と違って家族の関係はずうっと続くのですから。不慮の事故が起こらない限り。


そうそう、智彦さんの『花なんて持っていけないよ、韓国のドラマじゃないんだからさ』というセリフには笑わせていただきました。智彦さんのキャラクターが韓国ドラマのファンのようには見えないので(笑)、”日本のドラマ制作スタッフ”からの”韓国ドラマ”と”韓国ドラマに騒いでいる日本人”に向けての痛烈なメッセージですね。死んでしまった最愛の人とそっくりな人になんてそんなに簡単に出会わないですよね、最高でした。