笑いの金メダル

今週の6組も見ていてつらかったな。カンニングはどんな種類のお笑いなのでしょうか。毒舌ですか? 古くはやすきよとかツービートとか毒舌というスタイルはありますが、社会の常識や不思議、不可解なことに突っ込みを入れるから面白く、普通の人が思っても口にできないことをテレビやステージで言うから笑いが起きてみんながすっきりするんでしょう。カンニングはただ、客やまわりの社会にキレているだけに思えてまったく笑えません。
また、浅越ゴエの一回目のネタはそれなりに面白かったのですが、決勝のネタで尾崎豊の歌に突っ込むのはどうなんでしょう。最近のお笑いで、映像、音楽、絵、写真を使ってネタを作る方法がありますが、自分にとってはそれはもうお笑いではなく、1人芝居のような演劇のようなジャンルに感じてしまいます。もちろん、コントで扮装したり小道具を使ったり、楽器の演奏や自分で歌うまではお笑いだと思っています。あらかじめ仕込んであるものを使うことは好きではないのでしょう。そういう意味では末高斗夢はボーダーラインぎりぎりですが、ネタ的に笑えませんでした。個人的にはチョップリンが一番面白かったですね。