U-23日本 - U-23オーストラリア

国家の時にブーイングするのもどうかと思うけど、国家独唱で調子を外してしまう歌手もどうかと……(林田健二 林田健司さん?)


前半の感想ですが、今野店長の穴をどう埋めるのかが注目でしたが菊池選手を使い、その一列前のセンターに森崎選手でしたね。菊池、阿部、森崎選手はフィールド中央を走り回り時にはFWを追い越して相手のペナルティエリアに飛び込んでいくなど、積極的な動きがでていましたね。(昨日のチームにくらべると)人もボールも良く動き、ボールホルダーを追い越していく動きも活発で見ていて気持ちよかったですね。ただ、まだ手数が多いというか、持ちすぎというか、受け手が動かない時は出すところがない状態の時も見受けられました。


対するオーストラリア代表ですが、シンプルでいい攻撃をしますね。当たりも強く、日本ゴールに近づけば近づくほどプレーがシンプルになり、縦に素早く突破していきますね。ダイレクトのパスや、基本的なパスアンドゴーがしっかりしています。日本はパスが出て選手が走るのですが、オーストラリアは選手が走ったところにパスが出ますね。日本もこんなシンプルだけど効果的なプレーがどんどん出るといいんですけど。


後半については、まあ、いつもの山本ジャパンということで。
ここ3週間で13〜14日、20〜21日、24〜25日と3試合連続で日本代表〜U−23日本代表と2日続けて両代表を見ているので、どうしてもU−23チームが良く見えてしまうのですが、冷静にオーストラリア代表と見比べるとこのチームの問題点が良く分かりますね。


山本監督がチーム立ち上げの2年前に打ち立てたコンセプトである『15秒以内に攻めきる攻撃』はどこへ行ったのでしょうね。相手のオーストラリアはきちんとやっていました。
選手を試して競争を煽ってファイトさせる、これはできているのかもしれませんが、チームとしてどう攻めるの、どう攻めたいの?ってことがどんどん見えなくなるチームでしたね。結局のところ、平山(高松)選手にあててこぼれを田中達、大久保選手が狙う攻撃と、田中闘選手が上がっての相手の意表をついた攻撃、阿部選手のFKによる攻撃、この3つのパターン以外に得点は取れそうもありません。


8月に入って、小野選手が合流してこのチームにどんな化学作用が生まれるのでしょう。ここにきてもなお、まだ合流してもいない選手に期待のすべてをかけなければならない山本監督は、このことをどう考えているのでしょうか。すべて計算通りですか。
ああ、まだ30日にベネズエラ代表との試合が国立であるんでしたね。この試合は何を見所として観戦すれば良いのでしょう。いっそのこと試合をキャンセルしてオランダにチームで飛んで合宿をした方がいいのではないかな。
しまった、この試合のチケットをもう買ってあるんです。山本監督、中4日でチームをもう少し修正してください。