初めてのツール〜パリまでパレード編

いいな〜シャンパングラスを片手に走るランス・アームストロング。監督とグラスを合わせながら走るカメラマンサービスなども粋ですね。でも、豪快に飲み干したウルリッヒの方が好きかも。
ヘルメットで遊んだり、USポスタルの横一列のパレード走行も格好いいです。ランスを中心に左右に4人づつ、最終日に全員揃っているということですよね。強いな〜。


みんなウェアや自転車に小細工をしていて、本当に楽しそうですね。スタジオの解説者が話していることも随分分かるようになってきました。今年のレースを振り返った話にしてもほとんど分かります。当たり前か、第10ステージ以外は全部見ているんだから。
これからもう一度ツール・ド・フランスがはじまったら、もう少しだけ深い理解で楽しめるのに。でも、今日から3週間のレースが始まってしまったら、こっちの体がもちませんね。


こんな雰囲気の中で、マイヨ・ヴェールやステージ優勝を本当に争うんでしょうか。
そうですよね、約25%、4人に1人はリタイアしている過酷なレースなんですよね。最後まで走りきった選手には、これくらいのご褒美があってもいいですね。選手はみんな、一漕ぎずついろんな思いをかみ締めて走っているんだろうな。勝負の中で勝ち負けは決まってしまったけれど、ゴールまで走りきったと言う意味では、今走っている選手はある意味全員勝者なんですよね。


4級の山岳ポイントってどこが山なんだ。でも、スタジオの期待通りポイントを取りに行くモローは最高です。モローはいいキャラですね。
スプリントポイントの争いはささやかな勝負でしたね、でも、チームでアシストするところと、当該選手だけを行かせるところ、様々ですね。シメオーニのアタックで随分縦に長い集団になりましたが、こんな場所での逃げは成功するんでしょうか。


エッフェル塔が見えた、行きたい。ボエックラーがボトル運びしてるし。あと、レース中ずっと思っていたのですが、中央分離帯の存在を知らせる目的で旗を左右に振っている警官だと思うのですが、この人たちの旗振りのリズムが揃っていて、どこかで練習しているのだろうかということを考えていました。もっと、レースに集中しろって。


うわ、本当にパリのど真ん中を走り抜けるのですね。かっこいいな。スプリントポイントはハスフォフトとマキュアンが激しいですね。あー、凱旋門だ、行きたい、見たい、そこに立ってみたい。地元フランスのボエックラーが引いて逃げてる。アレアレ、ボエックラー
でも、ちょっとカメラが引くとバーンと凱旋門が視界に飛び込んできて、大迫力ですね。コンコルド広場の噴水脇で見たいな。ここを8週もするんですね。モローやカザルが折り返しでトラブルですか、先頭大集団はペースが上がると折り返しは危険ですね。


周回に入っても面白いですね。ボエックラーは常に仕掛けて気持ちいいです。フレッチャ早い。でも吸収です。20日間以上走ってきて、最後までこの盛り上がりとは恐るべし、ツール。マキュアンは抜け目ないですね、最後に早い人について必ず上がってくる。勝負に強いんですね。ステージ優勝のボーデンの大きなガッツポーズの横で、周囲を見て小さなガッツポーズをしているマキュアンが印象的です。


凱旋門をバックにアメリカ国家が流れるのですか。他国の国歌ですが、この3週間を振り返るとランスを応援していなかった私でもジーンと来るものがあります。


まだ、この3週間の興奮や驚きがおさまらない状況ですが、明日からはレースがないのですね。落ち着いた生活が戻ってくるとともに、楽しみがなくなってしまうのかな。あと11ヶ月と1週間で次回のツール・ド・フランスが始まるわけですが(笑)、とりあえず今年のツールは終了ですね。
毎日毎日すばらしいレースを見せてくれた選手達に感謝するとともに、この素晴らしい世界に引き込んでくれたおりたさん、ありがとうね。