プロ野球スト決行

プロ野球については門外漢なので、今まで積極的には触れてきませんでしたが、プロ野球選手会のスト決行の決断を心から支持したいと思います。
プロ野球の経営者たちが日本野球機構のスト決行に対するコメントに書かれているような、謙虚な気持ちと真摯な姿勢で選手会と折衝を重ねてきたとは到底思えないわけで、6月からの一連の騒動の中で見えてきたのは『まず初めに球団減少の結論ありき』というプロ野球経営者のファンと選手を無視した姿勢だけしか感じられませんでした。


今日あらためてJリーグの理念・活動方針を読んでみるとプロ野球経営者たちの騒動が滑稽に見えてしまいます。

Jリーグの理念

一、日本サッカーの水準向上及びサッカーの普及促進
一、豊かなスポーツ文化の振興及び国民の心身の健全な発達への寄与
一、国際社会における交流及び親善への貢献

日本野球機構のコメントに出てくる『 国民的な娯楽であるプロ野球』とか『プロ野球は国民に健全な娯楽を提供して、夢と希望を与える』という姿勢と、Jリーグの『豊かなスポーツ文化の振興』の差は限りなく大きいのかなと感じてしまいます。


Jリーグ百年構想 〜スポーツ文化の確立を目指して〜の中に出てくるこの文言がすべてなのかな。

Jリーグの理念とホームタウン制

 クラブはこの理念に則り、活動の本拠地を「ホームタウン」と定めて、サッカーの普及・振興活動を行っています。「ホームタウン」とは、球団の商業権域を保護するプロ野球の「フランチャイズ」の考え方とは一線を画すもので、Jリーグの各クラブは、市民・行政・企業が三位一体となった支援体制をもち、コミュニティの核として発展していく存在になることを目標としています。つまり、この「ホームタウン」の意味するところは、“本拠地占有権”や“興行権”の意味合いの強い「フランチャイズ」とは異なり、「クラブと地域社会が一体となって実現する、スポーツが生活に溶け込み、人々が心身の健康と生活の楽しみを享受することができる町」なのです。

クラブと地域社会が一体となって実現する、スポーツが生活に溶け込み、人々が心身の健康と生活の楽しみを享受するというこの文言をプロ野球経営者たちにはよく読んで欲しいですね。


すぽるとに生出演した古田選手の、ファンからの応援メッセージに対して感極まって流した涙を見てしまったら、大変だけど頑張ってとしか言えませんね。