相変わらずの読売新聞

[プロ野球スト]「何が選手たちの真の望みなのか」  9月19日付・読売社説(1)
知恵なき経営者退場を  毎日新聞 論説委員・中島章隆さん

相変わらずとんちんかんな意見の読売新聞の社説ですが、明らかに読者を誘導したい方向があるようですね。プロ選手が実現した夢を、野球少年たちにも追いかけてほしいそうで、 試合を拒む選手の背中など、子供たちに見せたくないと結んでいます。
しかし、別の見方をすれば、例え非難されたとしても、自らの権利の為に戦う選手達の背中はすべてが馴れ合いで終わってしまう日本社会の中にあっては、子供達に見せたい姿勢だと思いますがね。


毎日新聞は、5球団でのリーグ運営は、パ5球団にとって、さらなる赤字要因となり、疲弊した球団をさらにふるいにかけ、新たな合併を促進させるための「時間稼ぎ」ではないのかと鋭く経営者側に突っ込んでいます。
今回のような異常事態の中で『時間がない』という言い訳は『私達は無能だ』と同義語だと思っているので、既得権益を独り占めしてきたオーナーたちが、自分の懐具合でチームを削減したり、勝手に合併するのを、「たかが選手」や「たかがファン」は黙って見ていなければならないのかという毎日新聞の考えの方が、理が通っているような気がします。今回のスト騒動も出発点はやはり、経営者の無能と驕りにあると考えます。