私人って何?

靖国参拝、首相の職務行為と認定…千葉地裁
特に今回の判決に限ったことではないのですが、総理大臣在任中の私人って何?、と考えてしまうのです。確かに一般の会社員だったら会社に拘束されている時間が「公用」で、タイムカードをきってからは「私用」かもしれませんが、日本の中で最大に『公人』的な立場である総理大臣に『私人』って考え方が通用することが分からないのです。
靖国参拝について賛成反対の意見があるわけではありませんが、『私人として参拝した』とか言われると、『へぇ?』とかなってしまうのです。
だって総理大臣としてお休みの日や休みの時間の参拝や行動が「私人としての参拝」で許されるのなら、『私人として大企業や各種団体から1億円の現金を貰いました。でも、それは私人としての行動なので、総理大臣職とは一切関係がありません。』っていう理屈も成り立ってしまうのではないでしょうか。
家族と過ごす時間まで、24時間公人だとは言いませんが、靖国参拝のような微妙な問題や、献金問題などは『私人』という屁理屈は通らないと思うのですがね。