忘れちゃいけないドイツ戦

チャンピオンシップ、入れ替え戦、そして負けたら終わりの天皇杯とギリギリの研ぎ澄まされた戦いが続いていますけど、日本代表のドイツ戦を忘れていませんよね。えっ、すっかり忘れてたって。代表が無くたって日本のサッカーは十分に熱く面白いって。そんなこと言わないで、いいときも悪いときも気長に辛抱強く見守っていきましょうよ。


これは日本代表に限ったことではありませんが、以前倉敷さんが言っていた『サッカーの試合に凡戦があるからこそ、すばらしい内容の試合にぶつかったときの感動が更に大きくなる』(うろ覚えですが…)ということを、最近特に強く感じています。1試合単位の良し悪しだけではなくて、クラブで言えばダメなイーズンがあるからこそ、好調で優勝争いに関わるときの興奮が倍増するし、弱かったチームが優勝したら最高ですよね。
日本代表も冴えない成績の時だって、内容の良くないときだってありますって。いい監督のとき、いまいちな監督のとき、いろんな時代があると思います。時に時代を逆戻りしているのではないかと感じることもありますが、でもそんなときこそ試合を見て、問題点を声高に論じて、強く魅力的な日本代表を夢見ていきましょう。夢見なきゃいけないことは悲しいのですが、無関心は一番寂しいです。


確かに今夜の試合は親善試合ですから、熱く燃えるものはありません。でも、もしかしたら来年の最終予選中も選手の怪我や出場停止による離脱で今日のように急造4バックになる可能性は高いのですから、そういう意味でも注目ですよね。
ドイツ戦前日 ジーコ監督会見

――システムは4−4−2で決定ですか

 今日の(紅白戦の)メンバーでやります。4−4−2です。(選手たちの)調子自体はそれほど悪いという感じではなかったですね。最終的に後ろを3枚から4枚にしたので、練習をご覧になって分かると思うのですが、ディフェンスラインでは1人が前で、1人が余ってと、その辺のところを(紅白戦を)止めて確認し合いました。

 中澤には期待をしていたのですが、残念ながら難しいということですので、今回は永田を控えに置いて、後ろを4枚ということにしました。選手たちは能力が高いですから、そつなくこなしてくれると思っています。基本的にドイツに対してスペースを与えてはいけないわけですから、それだけを確実にやっていければ、いいゲームになると思っています。


また、久々の生観戦になる稲本選手にも注目ですね。

――久々の代表復帰となった稲本、ドイツでプレーしている高原、スペインへ移籍する大久保に関して、ジーコ監督はどのように見ているのでしょうか

 稲本は、ゲームをこなすという段階だと思います。本人も日本代表でやりがいがあるということで、(明日の試合で)彼の持っている良さを出してくれればと思います。


でも、本当に楽しみにしているのはバラック選手だというのは秘密です。
ドイツ代表の“素顔”紹介 スポナビ 小林幸帆さん

ミヒャエル・バラック(MF/バイエルン・ミュンヘン)

 ところでこのバラック、ドイツ人の目には、とってもハンサムでとってもセクシーに映るらしい。クラブで踊るバラックが、とても可愛い女の子に声をかけられるという、解釈に相当の時間と知恵を必要とするようなCMがあったりする。国が違えば、美の判断基準も大きく変わってしまうということの好例かもしれない。


ベルント・シュナイダー(MF/レバークーゼン)

 2年前のワールドカップで来日した時に、ウォシュレット・トイレで「うわっ……こんなにボタンが……どれ押したらいいんだ……」と、うろたえてしまったというシュナイダー。ドイツから持ち込んだPlayStationが日本のテレビでは使えず、ご機嫌ななめになったという話が有名だが、今回は大丈夫か?

ルックスの問題ではなく、プレーが楽しみなんですよ。


ということで、今日は横浜国際に行ってきます。