カリアリ - フィオレンティーナ

中田選手を中心に見ていましたが、コンディションは良さそうですね。フィオレンティーナのチームが機能しているかどうかは疑問ですが。何か、先週も似たようなことを書いた気がする。
それにしてもフィオレンティーナは重症ですね。監督交代の直後であること、チーム内得点王のミッコリ選手を出場停止で欠くことを考慮しても、これがイタリアトップリーグの攻撃かと思わせるほどの迫力のなさというか、チームがバラバラというか。得点が入らないと言うより、得点の入る気配すらありません。あの攻撃をあと90分くりかえしても、得点が入るのは偶然のアクシデントのような得点以外想像できませんでした。


対するカリアリの得点は、DFの裏に長い距離を走りこんだ選手にラストパス、惜しくもこのパスはDFに先に触られましたが、そのこぼれが走りこんだ選手の足元に出てそのままゴール。これも相手のミスはあるとはいえ、ミスを引き出すような意図のある攻撃ですよね。
この試合を見ている限り、フィオレンティーナにはチームとしての意思どころか、選手2人の連携すら感じられませんでした。
サッカーは組織やチーム戦術、ましてや監督の指示でするものではなくて、個人の判断と技術があればいいんだというのは嘘だということが、この試合を見るとはっきりわかります。意図のあるパスや意図のある走りこみが一切感じられないサッカーの試合が、こんなにつまらないものだということを再確認できた試合でした。