矛盾

愛・地球博とは

巨大化した人類の活動は、地球自然の許容量を超え、さまざまな危機を知らせるシグナルが点滅し始めている。
地球上の総ての「いのち」の持続可能な共生を、全地球的視野で追求することが、21世紀における地球社会の構成員総ての課題となった。

このような奇麗事を謳っている人たちが、こんなに”もったいないこと”をさせるのですか?
愛・地球博における会場内持込禁止物について

3 弁当

⇒食中毒対策等の一環として、小中学校、幼稚園及び保育園の遠足で、引率者の監督の下に持ち込まれる弁当以外は、会場内への持込みを禁止します。

1日から弁当持ち込みOK 万博協会、家庭調理に限り

市販の弁当は食中毒対策を理由に今後も持ち込みを禁止。ペットボトルの飲料もテロ対策を理由にゲートで破棄させる。

自然との共生のお題目が聞いて呆れますね。食中毒対策なら、団体の弁当持込の方がどれだけ危険かは食品に従事するものなら明らかな常識でしょう。各個人が持ち込む弁当で例え食中毒があったとしても、発病までの時間を考えればそれはその家族にだけ影響するものであって、博覧会全体に影響を与えるものではない。少なくとも食中毒を理由に弁当の持込を禁止するなら団体の弁当持ち込みを否定しないと辻褄が合いませんよ。


出展業者の保護のために、利益の確保のために持ち込み禁止ですと正直に言わないと、自然との共生とか、地球を愛するというセリフが陳腐なものになってしまいます。環境破壊をしてまで開発して開催するなら、少なくとも自然保護の精神だけは貫きましょう。


地球に優しく人に厳しい〜「愛・地球博」お食事事情
「弁当持ち込み禁止」に苦情殺到