FA杯決勝 アーセナル - マンチェスターU

面白いです。フットボールってこんなに面白いんだって思わせてくれる、そんな試合です。
この後日本代表の試合を見るのかと思うと切なくなるくらい、次元の違うサッカーが展開されています。唯一残念なのは、アンリが出場していないことだけです。


7万人の観衆を呑み込んだスタジアムの雰囲気も凄いのですが、それに合わせた両チームのガチガチの立ち上がり。15分過ぎまでは激しいとか厳しいという言葉ではない、両チームの集中力がセンターサークル付近に集合したようなコンパクトなサッカーで、GKがほとんど映らないようなサッカーでしたが、15分を過ぎたところからベルカンプの動き出しからアーセナルが試合の流れを掴みます。でも、シュートを打つ人がいない。シュートで終われないです。
対するマンチェスターUは30分過ぎから一方的に攻め込みます。ファンニステルローイルーニーロナウドが前への勢いのままにシュートまで持ち込みますが、珍しく安定したレーマンのファインセーブに防がれてしまいます。でも、前半の勢いはマンチェスターUです。


試合全体も凄いのですが、局所でのヴィエラ対キーンとか、ベルカンプファーディナンドとか、ベテランの意地のぶつかりあいも凄い。


後半もアーセナルが押されてる、トップのベルカンプにパスを出すベルカンプが必要だ。じゃなかったら、ベルカンプのパスを受ける選手が欲しい。
ベルカンプに代えてリュングベリか。しょうがないですね、アーセナルがボールの後を追わされているし、アーセナルのゴール前を何回ボールが横切っていることか。
今日の試合、当たりまくっていたレーマンがラスト5分で違う意味で当たりまくっている。レーマンが外されたボールを、アーセナルの他の選手が必死に防いでいる。リュングベリ〜。


延長かぁ。判定ならマンチェスターUの圧勝だったですね。
PKかぁ。ここまで来ると、あとは勝負の神様が決める世界ですね。試合を支配していたのは圧倒的にマンチェスターUだったのですが、最後の壁は破らせなかった。あとは、精神力と運。
これから早朝に新潟に行くのに、この展開じゃ眠れない。