メキシコ - アルゼンチン

試合については、あまりこういう雰囲気の試合は好きではないかもしれないです。お互いに負けたくない雰囲気の中での消耗戦。勝負としてはジリジリするような激戦だったですけれど。
試合終盤の1点ビハインドの状態のアルゼンチンの攻撃には、凄みがあって、それ以降はとても面白いけれど。一瞬のうちにペナルティエリアの中に4〜5人のアルゼンチン選手が入っている状態は迫力がありました。
1点ビハインドの時の日本代表もあれぐらい凄みがあればいいですね。


それよりも気になったのは、この試合の観客の反応です。
ゲームを作るドイツの観客 中田徹さん
まあ、日本戦で試合中にウェーブをしていたドイツ人観客をそこまで褒める気にはなりませんが、それでも悪質なファールをしたコロッチーニに対し、それ以降試合終了までコロッチーニがボールに触るたびにブーイングをし続ける態度は好きです。最初はメキシコサポだけがブーイングしていたかもしれませんが、試合が進むうちにどんどんブーイングの音量が大きくなっていきました。
『俺たちは君のプレーを評価しない』という意思表示がハッキリしていて、潔くて気持ちがいいです。日本にも相手に怪我をさせるような悪質なプレーをした選手は許さないというような、意思表示のはっきりとしたブーイングがあるといいかな。