清水 - 東京ヴェルディ

録画中継を見ました。
清水のユニがオレンジであることといい、試合展開といい、前節の大宮戦を見ているかのようでした。押していながら1点しか取れない前半。相手の選手交代でペースが変わってしまった後半。押されている中でまたオウンゴールしそうになったりしながらも同点で迎えた終了間際。前節と違ったのは試合終了直前にもう一度勝ち越したところですね。前節も町田選手のヘディングとワシントン選手のチャンスがありましたが決められませんでした。この清水戦では町田選手が豪快に決めて試合を決めました。あのシュートはチームの3か月分の鬱憤を晴らすかのような、魂のこもった豪快なシュートでしたね。あの瞬間があるからこそ、1つのクラブチームをずっと続けて応援することは止められない。


試合全般についての感想は、中盤の底で戸田選手が効いているように感じました。前後左右に動きながら相手のチャンスの芽を潰しまくる。あれだけ清水の攻撃をフィルタにかけて潰してくれたら、後ろの3バックも守りやすいでしょうね。戸田選手のラインでコースを限定することで、後ろの林選手がパスをカットしてそのまま攻めあがる場面もありましたが、普通のチームならまだしも7月の大量失点の記憶がまだまだ濃く残っているだけに、林選手の攻撃参加は見ていて怖い。速攻のように攻めきれればDFの攻撃参加もいいのですが、中央で短いパスをつないでいるうちに相手に取られてカウンターを食らうと一気に数的同数になってしまいます。バトン新監督は『5人で攻めて、5人で守る』を基本的な考え方にしているようですが、林選手が攻めあがると、4人か3人になってしまいます。


失点の場面は効いている中盤の戸田選手の上を使われていきなりボールをDFラインに放り込まれた場面でした。戸川、林、米山選手で組む3バックはスピードは感じられないだけに、徹底的にボールを放り込まれたらかなりやばいと思いながら見ていましたが、失点の場面もそんな感じでしたね。まあ、でも完璧な守り方なんてないでしょうし、現在のチーム情況を考えれば1失点は織り込み済みで、あとはいかに2点以上得点するかがテーマなのだろうと思います。
とにかく、102日ぶりに勝って良かった。清水までバスツアーで行った皆様、お疲れ様でした。声はテレビからしっかり聞こえてましたよ。さあ、次だ。