ジーコが語る アジア最終予選  その4

アウェイ バーレーン戦について
キリンカップで負けたが)まったく心配していなかった。バーレーンと戦うのは気持ちも違うしメンバーも違う。常に勝ちたいが、パスコミのプレッシャーに常にさらされている。キリンカップとワールドカップ予選を一緒にして欲しくない。この時点で我々は勝ち点6で勝ち点4のバーレーンより優位に立っていたのだから、キリンカップは忘れなければいけない。親善試合は準備みたいなもので、大事なことはこの時点で予選2勝1敗ということです。中村と中田が合流し、柳沢も良かった。中田、中村、小野、柳沢をスタメンにするつもりだった。システムを変えて柳沢を入れ、前線をかき回してバーレーンを戸惑わせたかった。


(小野の骨折や第5戦の会場変更などについて、選手への説明は)いろいろな困難に遭遇するが、いつも乗り切ってきた。無観客試合は初めての体験だった。しかし、北朝鮮戦は一番大切な試合ではなかった。日本にとっては、バーレーンとの第4戦がもっとも重要だった。日本の直接のライバルはバーレーンだったのだから。

試合のダイジェスト。中田 ー 中村 ー 小笠原!!! (柳沢もGJ)


バーレーン選手の体が重く、日本選手の体が軽く見えたが)日本代表の選手は責任を持ってプレーしている。バーレーンの選手もそうだが、重要な試合には想像を絶するプレッシャーがかかる。そのような情況の中でプレーすることに慣れなければならない。難しいことだが、我々(日本)には経験がある。大切なのはバランスを失わないこと。だからプレッシャーのかかることを想定してゲームプランを考える。そのための練習はたくさんしてきた。選手たちはすべてを理解してくれて、ピッチでもうまくいった。練習してもうまくいかないこともあるし、選手全員のコンディションが良いということも珍しい。あの日は練習の成果も出て、選手たちも素晴らしかった。ただ、あれだけの決定的なチャンスがありながら、1−0という結果は残念だった。