G大阪 - 鹿島

今日の名言

実況の栗田アナウンサー
『今日のスペシャルレフリーの家本さんは、イエローカードを良く出す審判です。』


解説の宮澤ミッシェルさん(フェルナンジーニョのドリブルに対して)
『足に吸い付くようなドリブルで…、うーん、解説しにくいな。』

実況や解説も面白かったですが、それ以上に試合が面白かった。面白かったという表現よりは”死闘”という表現が正しいかもしれませんが、首位を争うにふさわしい見事な攻防でした。


両チームとも攻めが早いし、攻撃にかける人数は多いし、前線にタレントは豊富だし、選手全員が良く走るし、とにかく面白かった。満員の観衆が集まったスタジアムのお客さんも、この試合なら文句はないでしょう。お互いに失点が多いという見方もあるかもしれませんが、あれだけ全力で攻めていたら守りきれないのもしょうがないと思ってしまいます。曽ヶ端選手のキックミスが失点につながった場面もありましたが、あそこまで走りこんで詰めていた大黒選手の頑張りを称えるべきだと思いました。


唯一残念だったのは、西野監督の選手交代のタイミングでしょうか。吉原選手と家長選手の交代を準備して、を投入するタイミングを図っていましたが、よりによって鹿島のコーナーキックのタイミングで投入するとは呆れました。ずっとタイミングを図っていたにしては最悪のタイミングでした。あの場面で失点をしなかったから良かったものの、選手は全力でプレーしているのに水を差しかねない交代のタイミングでした。


そして終了間際に勝ち越したG大阪ですが、3分間のロスタイムでなぜあんなに後ろが薄くなってしまったのか。同点にされた場面ですが、G大阪のDFが2人しかいないのに対し、鹿島の選手は3人いました。他のDFはどこにいたのかもテレビでは分からなかったし、走りこんできた鹿島の選手に対し、青いユニフォームが誰もついてこないのが不思議でした。まさか4点目を取りに行っていたとか。


そんな細かいところに疑問はありますが、それにしても22,884人という入場者数の新記録を作った万博記念競技場で最高の試合でしたね。応援としての紙ふぶきは綺麗だったのですが、ピッチの中にその紙ふぶきが多数入り込んでしまったのは残念でしたけれど。紙ふぶきを使った応援は、優勝が決ってからやればいいのにとか思っちゃいました。