チャンピオンズリーグ・・レアルの憂鬱!? 湯浅健二さん

この試合は見たのですが、「今シーズンもレアルマドリーには期待できないな」という感じでした。湯浅さんはレアル・マドリーがブラジル化していると述べていますが、私の感想は『個人技に優れた選手たちが集まって、クラブチームとは思えないアバウトなサッカーをしているチーム』という印象を受けました。


ほんの数年前の、まだモリエンティス選手がスタメンでFWとして頑張っていた頃には、個々の選手の動きが点ではなくて線でつながっていたというか、意思の疎通が感じられたものですが、今は全世界のサッカー共通言語とでも言うべき、「サイドからのクロス」と「中央からの突破」だけに頼っているように見えます。クラブとして強かった頃は、クラブ内だけで通じる共通言語があって、「あいつがこう動いた時はオレはこう動くとあそこには必ず別の選手が飛び込んでくる」というような共通理解がもっとたくさんあったように思えます。やっぱり、ロナウド選手の加入がクラブの分岐点だったように思います。