ウクライナ戦語の中田英寿選手インタビュー

インタビュアー: 不運なことが続いた試合展開になりましたけれども、今日の試合の中で一番手ごたえを感じた部分を教えてください。
中田英寿選手: まあこないだのラトビア戦と違って非常に相手もプレッシャーが厳しくて、まあやっぱりそのワールドカップ出場国というだけの力はあるし、まあ非常に緊迫したいいゲームができたんじゃないかと思います。
イ: 練習、このヨーロッパ遠征を通して、様々な確認してきた部分があると思うんですけども、その確認というのは試合の中である程度できたという風に考えてらっしゃいますか。
中: まあ確認ができるということは、その分課題も出てくるだけであって、これからまだまだやることはたくさんあると思います。
イ: 今日、数的不利になってからの戦い方というのは、いくつか変えざるを得ない部分もあったと思うんですけれども、一番何を意識されましたか。
中: やはりこれは11人いるときから問題ですけれども、取った後の速攻というのを、やはり僕たちはもう少しやらなければいけない部分だと思うし、そういう点ではある程度いい攻撃ができたんじゃないかと思いますけれども、まあやはり最後のフィニィッシュの部分で決めきれなかったところが、今後の課題につながると思います。
イ: この後に続く戦いができたという風に見てよろしいですか。
中: そうですね、まあこの後に続かない戦いというのはひとつもないんで…(笑)。
イ: 分かりました、ありがとうございます。

こうやって前回も今回も文字に起こすと良く分かるのですが、インタビュアーは短い時間に濃い質問をしているし、言葉が前回よりも非常に早口に感じるので、かなり思いつめて試合中に質問を考えていただろう事が想像できます。
最後の最後に微妙な質問を放ってしまいましたが、受ける中田選手の顔も、呆れるというよりは思わず笑っちゃっているので、前回のような険悪なものではないですね。インタビュアーと中田選手の、真剣勝負度が伝わってくるかのような、非常に中身の詰まったインタビューでした。


しかし短期間に同じシチュエーションが2回続いて、前回は見苦しいほどの課題が出たインタビューも、あのようなヒデメールで主張をハッキリすれば次回はこうも変わるのかというインタビュアーの成長振りでした。『何だ、名前も知らないインタビュアー君もやればできるじゃん』と素直に思ってしまいましたよ。前回のインタビュー後は、インタビュアーも中田選手も相当後味の悪いものがあったと思いますが、毎回このレベルのインタビューができれば、あのようなことは2度と起こらないと思うのですけどね。


やればできると言えば、実況の角澤アナも上手とは言えないけれど聞き苦しいと思うほどではない、やや下手な普通の実況を展開していましたね。いつも以上に松木さんが目立っているのは、角澤アナが抑え目の実況をしていたからでしょうか。こちらも、『やればできるじゃん、まだまだ改善の余地は、あるけれどね』という感じでした。
この路線のまま、本人が勉強をすれば可能性は感じられる実況でした。少なくとも、試合を壊すような実況ではありませんでしたよね。このまま、目標とするような実況アナウンサーを見つけて、その人の真似ができるようになってからその上で角澤オリジナル色を出していくのなら、少しは期待がもてそうです。今までは、基本ができていないのに応用をしようとしているから無理がありましたが、今日のように基本から入ってくれれば聞き苦しいとは思わないです。頑張れ、角澤アナ!!

以下追記

下のコメント欄でOGAさんからインタビュアー君の情報を教えていただきました。ありがとうございます。
櫻井健介 さん (テレビ朝日アナウンサー)

子供の頃の夢はなんですか?

確か、3歳まではウルトラマン、4歳まではプロ野球選手、5歳以降は「キャプテン翼」に魅せられプロサッカー選手になることを真剣に夢見ていました。

だったら、サッカーの質問も、もっといいパスがだせるだろうに(笑)。


必見!!サッカー日本代表の東欧遠征

日本代表、東欧遠征の2試合はテレビ朝日系列で放送致します!乞うご期待!!
 ちなみに私は、角澤先輩と現地に行って参ります。インタビュアーを担当します。。。

きっと、この記事を書いたときは、こんな注目人物になるとは思わなかったんだろうな…