パンダ - カバ

helguera2005-10-16

上野動物園に行ってきました。
先日のパンダのシュアンシュアンがメキシコに帰ったというニュースを見て、これでリンリン1頭になってしまったジャイアントパンダを見ておかなければいけないと強く思い、上野まで行きました。


小雨が降ったりやんだりの日曜日の上野公園は、人出が多いとも少ないとも言えないような、中途半端な混み具合でした。入園料600円を支払って、先ずはパンダ舎へ一直線です。さすがに人気者のジャイアントパンダの部屋の前には黒山の人だかりです。ジャイアントパンダのリンリンの部屋の手前には、2本足で立つことで有名になったレッサーパンダもいるのですが、さすがにジャイアントパンダの人気の前には影が薄く、レッサーパンダの部屋の前にはほとんど人がいません。
1972年9月に中国から2頭のパンダ、カンカンとランランが日本にやってきてから、およそ33年が経過しているのですが、未だにジャイアントパンダの人気は衰えていないのですね。と言うよりも、可愛いし。しぐさのひとつひとつが愛らしいと言うのか、可愛いというのか。何とも言えないほのぼの感が行動のすべてにある動物です。


昔々、もっともっと人気があったころは、部屋の前に立ち止まらずに歩いて通り過ぎるような見学方法だったのですが、さすがに今は立ち止まってゆっくりと見ることができるようになりました。充分にパンダを堪能したので、そのまま帰っても良かったのですが折角動物園に来ているのだから他の動物も見ていこうと園内を歩き始めました。近くにアジアゾウ舎があるのですが、大きさにびっくり、そしてゾウの雄叫びにびっくり、おしっこの量にびっくり。サル山を通り過ぎ、西園に向かいます。ついでのつもりで立ち寄った西園ですが、キリンの首の長さにはやられました。でも、あれだけ首が長くても人間と同じで首の骨の数は7つなのですよね。


ジャイアントパンダが来園のメインだったので、たいして期待もしていなかった西園ですが、実は本当のメインイベントは西園の奥にいました。最初は水面から目が見えているだけで、「あぁ、カバだ」という程度だったのですが、その全身が水面から見えるとまずは大きさにびっくりしました。軽自動車よりも大きいのじゃないかという巨大な体が、水の中だと思いのほか敏捷に動きます。動くだけならいいのですが、鼻から水は噴き上げるし、自分が浮かんでいる水の中に糞尿は垂れ流すし…
とにかく予想外にカバの動きが面白く、また最初は1匹しかいないと思っていたら水中からもう1匹浮上してきて驚かされたりと、予想外の長時間、カバの池の前で立ち止まって見てしまいました。


両生爬虫類館でオオサンショウウオやワニやヘビを見た後、東園に戻りシロクマやトラやライオンやゴリラなどを見て、上野動物園を後にしました。入園料が600円という低価格なのに、たっぷり2時間以上楽しめました。本当は小動物などもちゃんと見れば、もっともっと時間がかかるのだと思います。日曜日の動物園というのは家族連ればかりかと思いましたが、恋人同士風の人々も多数いて、動物園というのはまだまだ人気があるのだな、と感心させられてしまいました。
ふぅ、疲れた。