降格決定から一夜明けて

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ここまでクラブ一丸となりJ1残留という一つの目標に向かってきましたので、この度の結果は予想外のことであり、今後についてはこれから考えていくことになりますが、我々は来年1年間でのJ1復帰、そしてACL参戦を目標として掲げ、その為のチーム作りを今後、進めて参ります。

2005年11月26日
株式会社日本テレビフットボールクラブ 代表取締役会長兼社長
萩原敏雄

本当にこの結果が予想外だったとしたら、まったくもって能力のない経営者だと言うしかない。天皇杯優勝メンバーから期待の若手や中堅を放出し、さらに層を薄くしてのぞんだ今シーズンの必然の結果でしょう。最後の大事な何試合かのDFラインの構成を見たら、いかにJ1を戦うには層が薄かったことか。この選手編成ではJ1で勝てないことは安易に想像がつく人に社長をやってほしいものです。
会見用の建前コメントととることもできますが、ACLの参戦と1年でのJ1復帰を同時に考える辺り、サッカー的にはセンスがない人だとしか思えない。それとも、資金的な問題としてこの程度の選手層でしかクラブを運営できないというのなら理解はできますが、ならば余計ACL参戦は辞退すべき。


以下、いくつか報知の記事を並べます。
緑の王国 凋落 東京V降格 報知

J2の来季は収入減が見込まれるが、日テレは引き続き同様のサポートを約束。ナイキなど5社で8億円(推定)のスポンサー契約も3年契約の2年目を迎えるため、資金面でのバックアップは継続される。

林、山田、米山、戸田が解雇リストに 報知

東京Vが来季契約を結ばない選手のリストの中に、MF林健太郎(33)、MF山田卓也(31)、DF米山篤志(28)、MF戸田和幸(27)ら主力選手が入っていることが26日、明らかになった。来季については今週中に結論を出し、30日までに選手に通達されるが、J2降格をきっかけに、チーム再建に本格的に動き出すことは確実だ。FWワシントン(30)、ジウ(25)=ともにブラジル=も退団が決定的となった。

次期監督にラモス氏招へいへ 報知

東京Vがチーム再建の切り札として、チームOBで現柏コーチのラモス瑠偉氏(48)の招へいに乗り出すことが26日、明らかになった。チーム強化の全権を握り、ラモス監督招へいに消極的だった唐井直取締役兼GMは「進退を今日つまびらかにすることは差し控えたいが、チームを強くすることの責任は私にある。重く受け止めている」と明言。今季終了後にも解任となることは決定的で、ラモス監督誕生の障害はなくなった。

これらの記事にある程度の真実が含まれていると仮定すると、クラブの運営に失敗したGMは今季終了後に解任になりそうだが、クラブの運営に失敗したGMが在任中に主力選手の契約打ち切りに関わり、新監督の意向とは関係なしに来季の体制作りを始めるということでしょうか。
主力を切る判断が資金的な問題ではなく、チームの再建や若返りにあるのだとしたら、運営に失敗した能力のないGMの元での来季の編成は勘弁して欲しい。この方個人だけの判断ミスではないかもしれませんが、今シーズン初めの放出が最後まで響いたことは確実で、それを反省することなく来季のチーム体制を作ってしまうのか。


資金的な問題や選手自身の来季もJ1のクラブでプレーしたい意向があるのなら別ですが、能力のないフロントがこれ以上チームを滅茶苦茶にするのは止めてください。サッカー的な視点と経済的な視点は違うかもしれないけれど、1年でのJ1復帰を本気で考えているのなら、放出候補の中に絶対に切ってはいけない選手が含まれているでしょう。それすら分からないレベルのフロントなのでしょうか。1年でのJ1復帰だって大変なはずなのに、ACLにも参戦するというくらいのレベルのフロントですから、推して知るべきか。


この言葉を信じてますよ。
名門ヴェルディJ2へ降格 サンスポ

これまでJ2に降格したチームからは半数以上の主力が抜けており、クラブ幹部も「今のチームを維持するのは難しいかもしれない」と危惧する。田中尚雅取締役は「選手の残留に全力を注ぎたい」と戦力の確保を誓った。