甲府サポの皆様、おめでとうございます。

昨日の入れ替え戦第2戦は録画はしてありますが、時間がなくてまだ見ていません。まあ、天皇杯を見に日本平まで行っていれば時間がないのもしょうがないのですが、試合の模様は後で必ず見ようと思っています。ですが、甲府サポの皆様、クラブ関係者の皆様、そして地元甲府でクラブを支えた皆様、本当におめでとうございます。スポナビこのような記事を読むと、サッカークラブというのは資金規模の大きさだけではなくて、地元の支援があって、良い監督に恵まれれば、資金規模の小さなクラブだって充分強くなれるのだということを改めて強く感じました。


特に埼玉県に住んでいてJ2時代の大宮の試合も多数観戦している私としては、バレー選手の活躍は我がことのように嬉しいという気がします。大宮時代も献身的な動きでDFラインの裏に抜け出すも孤立無援で1対1をよくGKに当てて外していた印象の強いバレー選手。まず守備ありきの大宮では、攻撃にさける人数は限られていて、バレー選手はひとりで自ら得点を決めねばなりませんでした。しかし、甲府の運動量のある攻撃に支えられて前線に枚数が足りている状態で、相手のDFたちが守備の選択肢がたくさんあって集中力が分散する中で、バレー選手がより個性を発揮できたことでこの活躍につながっているのではないかと想像しています。昨夜のバレー選手の6ゴールは信じられない気持ちとともに、「良かったね」と素直に思うことができました。


甲府の選手たちがどの程度の年俸を貰っているのか分かりませんが、決して高額ではないでしょう。それでも、第1戦のように高度に組織的な攻撃サッカーをほんとうに楽しそうにプレーしている。入れ替え戦という痺れるであろう状況でも、自分たちの力を精一杯発揮できている。それには、心身ともに充実した状態で、甲府というクラブに所属しながら充実したサッカー人生を遅れていることの現われなのでしょう。
現在、ヴェルディの選手たちが契約更改で揉めているようですが、プロの選手ですから金額にこだわることは否定しません。年俸の金額がクラブの選手に対する評価の大きな部分でしょうから。でも、それ以外の部分として、クラブがその選手をいかに必要としているか、そのクラブを応援する人たちがいかにその選手を愛しているか、そのように必要とされる場所で、力を発揮できる喜びを見つけて欲しいと切に願います。その選手に対するクラブの必要度を年俸の提示額で判断するのも物差しの一つでしょうが、生き生きとプレーしている甲府の選手たちを見ると『それだけではないだろう』と思ってしまいます。


残念ながら入れ違いでJ2に落ちてしまうヴェルディを応援する身としては、来年同じディビジョンで戦えないことが非常に心残りですが、甲府のスタジアムには是非一度試合を見に行きたいと思っています。美味しい”ほうとう”も食べたいので、まだ春先の涼しい時期に行けるといいかな、なんて思っています。
そして最後になりますが柏サポの皆様、今はかける言葉も見つかりません。降格を決めてしまう試合で大量失点の敗戦という悪夢は、たった2週間前にヴェルディが経験したことですから、その時の気持ちは察するに余りあります。事実として認めたくない気持ちと、怒りと、飽きれと、悲しみと…。90分間のうちに、特に後半45分間のうちに様々な感情が心の中で渦を巻いたのだろうと思います。期せずして来年は同じ舞台で戦うことになってしまいましたが、ともに頑張り1年でのJ1復帰を目指しましょう。