レアル・マドリー - アーセナル

荒川静香さんの演技は凄かったですねぇ。スルツカヤ選手もコーエン選手も凄かったのですが、荒川選手の目の表情にやられてしまいました。もちろん村主選手の切なげな表情も見せますねぇ。滑り終わって帰って来た一言目の『緊張した〜』というつぶやきもいい感じ。
CLもライブ中継で見ていたのですが、途中からフィギアスケートとのザッピングだったので…。


メンバー表だけ見れば明らかにレアル・マドリーが有利にみえる選手名なのですが、中々サッカーは名前だけではできないもので。アーセナルレアル・マドリーの攻撃に対し、常に数的有利を作って迎え撃ちます。迎え撃つという表現よりも、数的有利を作って囲い込むという表現が正しいかもしれませんね。1対1では敵わないかもしれないレアル・マドリーの選手に対し、常に数的優位な立場を作れるように豊富な運動量でカバーしていました。実際に例えばシシーニョのサイド攻撃は1対1では止められていませんでしたし、ベッカムについてもロビーニョについても止めることは難しい状態でしたが、それでも決定的に崩される場面は作られませんでした。


それに対しアーセナルの攻撃は回数は少ないものの仕掛ける時はレアル・マドリーの守備陣に対しアーセナルの攻撃陣が数的同数になって攻撃を仕掛けられていました。それでも大概の場合は止められるのですが、アンリだけは止められなかった。アーセナルの守備陣はロナウドを止められたのですが。
リーグ戦では好調のレアル・マドリーですが、カップ戦のように相手が最大のテンションと集中力を持って戦いを挑んでくると打ち破れないという感じです。特に少し引かれた相手に対し、前が渋滞してしまうとスピードに乗った攻撃も仕掛けられないし、本当に厳しいですね。完全復調はまだまだ先のようです。