お金の単位が分からない

このニュースを見ると、協会にとって日本代表の強弱よりも大事なのはお金なのか、などと邪推をしてしまいます。
協会、8年300億円契約要求 スポニチ

日本サッカー協会が、電通と結んだスポンサーと放送権料の一括契約の更新交渉で、8年間総額300億円以上となる異例の長期・巨額契約を求めていることが13日、関係者の話で分かった。来年3月で切れる6年契約の金額と比べ、1年当たり10億円以上の増額となる。
(日本協会は電通と、01年4月から6年間で約160億円という破格の契約を締結。)

8年間で300億以上と言うことは、大雑把に計算して1年で40億。以前の契約に比べ1年当たり10億の値上げってことは、現時点でも年間30億くらい(27億)の契約を結んでいる。そのほかにも、

日本協会のスポンサー契約は、公式サプライヤーアディダスジャパンと8年間で約160億円に上る大型契約での更新見通しが明らかになったばかり。

という契約や、日本代表の親善試合を国内で開催する入場料収入もあるはず。
それだけお金が入ってきたら、代表の強化なんて笑っちゃってやってられないのも分かる気がします。日本代表が強かろうが弱かろうが、契約期間中なら協会の収入には影響が薄い。


もちろん、日本サッカー協会の活動範囲は日本代表に関することだけではなく、サッカーの様々な活動に対し広範囲に渡っていることは理解します。でも、、それにしても単位が違いすぎるような気がします。国家予算ではないけれど、使い道に納得がいくなら増額も分からなくはないけれど、果たしてそれだけのお金を任せるに足る人々なのか。現在の代表チームや監督に対するお金の使い方を見る範囲では、使い方がうまいとは思えません。


「身の程を知る」ということではありませんが、あまりにも驕りが過ぎると、いつかどこかでしっぺ返しをくらいそうな気がします。