伊勢・志摩・京都の旅 3日目

helguera2006-05-10

1日目2日目はこちら。


さて、今朝はゆっくりと目覚めました。昨日までに今回の旅のイベントはほとんど終わってしまっているので、今日は琵琶湖周辺をドライブでもして関東に帰ろうと思っていたのですが、窓の外は今にも降り出しそうな雲行きなのでドライブ日和とは言えません。折角京都に来ているのに昨日の三嶋亭だけが思い出というのも何だか寂しいので、午前中は急遽京都観光をすることにしました。
しかし、今回の旅で京都を観光するつもりはまったくなかったので、どこへ行きたいとか事前に考えてもいなかったしガイドブックも持っていない。そんな空っぽの頭に最初に浮かんできたのは「金閣銀閣」という言葉でした。京都には数年前にも来ていますが、その時は三千院とか貴船神社とか夕暮れ時の清水寺とか、そんな場所を訪れているので、「金閣銀閣」という直球ど真ん中の選択ははるか昔の修学旅行以来かもしれません。それもまた一興。


まずは金閣寺へ。
自分も昔に来たわけですが、修学旅行生の多いこと多いこと。京都は外国人観光客の姿も多いのですが、彼らの目に日本の修学旅行生はどのように写っているのだろう。もちろん、修学旅行生の中にも、京都のお寺や神社などに触れて、何か感ずるところがあれば良いのですが、自分の昔を振り返っても「どこへ行ったか」よりは友達と遊ぶことに意識が集中していたので、京都の良さが伝わらないし、そのような場所で騒ぐだけだと外国から来ているお客様に日本の良さも伝えられない。中々難しい問題ですね。
そのような余談は置いておいて、金閣の建物そのものは綺麗で見事なものですね。ディスカバージャパンとかいうキャンペーンではありませんが、サッカーばかり見ていないで日本のさまざまな物を見る時間も必要ですね。


次に銀閣寺を訪れましたが、今現在の自分にとっては金閣よりも銀閣の方が心を打つものがありますね。たぶん中学生時代の私は逆の感想だったと思いますが。
訪れる人も金閣寺よりは少なく、心静かに庭園を歩くことができました。まあ、心静かに時間を過ごしたいなら、金閣銀閣のような有名どころを外して他の場所を訪れれば良いのかもしれませんが、何分最初に頭に浮かんだのがこの2箇所だったので。


その後、京都を後にして比叡山をかすめ、琵琶湖を渡り近江八幡に立ち寄りました。まあ、高速に向う未知の途中でもあるのですが、テレビで見て以来「クラブハリエ日牟禮館のバームクーヘン」をどうしても現地で買いたかったもので。東京に店があることも知っているのですが、それでもやはり地元の店の雰囲気というものを味わってみたかったのです。近江八幡のすぐ近くにあるのですが、和風の雰囲気の中にこの建物だけ赤レンガ造りの浮いている建物で、周辺を歩いている人が皆同じ紙袋を持って歩いているのが異様な雰囲気でした。このお店は賑わっていて人がたくさんいるのに、すぐ隣の日牟禮八幡宮には参拝する人もまばら。もちろん参拝してきましたよ。祈願したのはドイツでの日本代表の活躍。祈願の内容が一昨日の「ドイツでの日本代表の必勝」から「ドイツでの日本代表の活躍」に変わってしまった原因は……、またいずれ。