日本テレビはひどかった

昨夜の6時30分から日本テレビで『KIRINサッカースペシャジーコJAPAN登場! SAMURAI BLUE 2006 GO!ドイツ大応援SP』という2時間特番をやっていたのですが、いやひどかったですね。あれだけの選手(土肥、三都主中田浩二、稲本、駒野、大黒選手)と川淵会長を招いて、よくもあんなにひどい番組を作れるものです。日本テレビとは、何を考えているのか。


選手の幼少時代の紹介は「へぇ〜」と思ったし、日本中の皆さんが小さな紙にメッセージを書いてJビレッジに巨大なアートを作るコーナーでは仙台の少年の話とか感動する場面もありました。しかし、それ以外の部分は時間の無駄だった。特に、何で司会がネプチューン雛壇芸人の席まで必要なのでしょう。あの選手達を2時間拘束できるのなら、もっとサッカーに拘って奥深い番組ができるでしょう。日本テレビの番組制作スタッフの中には、『サッカーだけを取り上げても充分に面白いコンテンツなのだ』ということがまったく分からない人ばかりなのでしょうね。
VTRを使わなくても、余計な企画を盛り込まなくても、サッカーについて、日本代表について、予選について、来るべきドイツでの本番について、これらのことをサッカーを知っている司会者に任せて選手から話を引き出し、会長の本音を引き出す。パネラーに上辺だけではないサッカー解説者か雑誌編集者を置けば、相当濃密で面白い番組ができると思ってしまいます。


ただ、そんな中でも皆が小さな紙にメッセージを書いて作ったサッカーピッチ程の大きさのある巨大オブジェは凄かった。番組の企画だけで一夜限りで崩してしまうには惜しいです。あれこそ、代表選手がJビレッジで合宿している間ぐらいはそのまま残して選手達に日本中のサポの思いを受け取って欲しいと思います。