アルゼンチン - コートジボワール

いや、面白かったですねぇ。
アルゼンチンの凄さはある意味予想通りだったのですが、コートジボアールのサッカーが想像以上にしっかりしていて、お互いの違う持ち味ががっちりと噛みあった好ゲームでした。


アルゼンチンはリケルメを中心に短くても素早いパス回しから選手が動きなおし、リケルメのところでボールをためて相手の足を止め、相手の意識がリケルメに集中したところで動きなおすとそこに必殺のパスが飛ぶ。もちろんそこでリケルメが自由に動くために、カンビアッソをはじめチームに献身的に貢献する選手もいるわけですが、それでも見ている方もリケルメが次にどこにパスを出すのか注視してしまいます。


一方のコートジボアールドログバを頂点とした縦に鋭い攻撃とそれを支える他の選手たちの確かな技術。トラップとかボールコントロールが巧いという前に、ボールを受ける時に下半身は柔軟だけど体の軸はブレないというか、腰から上はまったくブレないでボールをさばく。あの体勢でボールを受けて切り返されたら、次の動きなんて予想がまったくつかないだろうと思ってしまいます。


試合は試合として決着がつきましたが、両者ともレベルが高く甲乙つけがたい試合でしたね。この組は面白そうです。