日本 - オ−ストラリア

悔しいけれど、完敗ですね。
通算85分までリードできていましたが、先制点は相手GKのミスに近いような得点。そして攻められ続けるも、川口選手の攻守に助けられる。しかし、後半39分には川口のミスから失点。もちろんそれまで何点も防いでくれたのだから責める気持ちはありませんが、それでも出たら触って欲しかった。そこからはもう、成す術なく2失点。でもねぇ、あの福西のシュートで勝ち越していれば…。どこかのカウンター攻撃が入っていれば…。しかし現実はオーストラリアの完勝でした。


後半の勝負どころでポッカリ空いたバイタルエリア。中田ヒデを1列上げて小野を入れることで、攻撃力を上げたかったのか、守備力を上げたかったのか。結果的には守備力が下がり相手に自由にやられてしまいました。リードしている場面での勝ち逃げの店仕舞いの手段がほとんどないチーム。あそこで小野かぁ、稲本かと思ったんですけど、ねぇ。


この敗戦で絶望的になるつもりもないし、『ほら見たことか、このやり方ならこんなものさ』などと言うつもりもありません。でも、守備があれだけ受けまくるだけで、中盤での守備のフィルターが効かないと、厳しいですね。個人技とか、自由とか自主性ではない、チームとしての中盤からの組織的守備がない。少なくとも、勝負どころのラスト10分の形をどれだけ練習していたのか。坪井の怪我で茂庭の投入はしょうがないとしても、小野しか手はなかったのか…。中盤で汚い守備をする選手の必要性はなかったのか。そもそもそういうタイプは選ばれていないんですけどね。悔やまれます。


2失点目や3失点目の場面で、ペナルティエリアのすぐ外側なのにまったく相手にプレスがかからない守備。同じことの繰り返しになっちゃいますね…。1失点目はしょうがないけれど、2失点目の場面で後方で見ているだけの小野。3失点目の場面でもジョギングしている小野。途中交代で活きのいい状態なのだから敢えて厳しく言うけれど、最後尾まで全力で駆け戻る選手が欲しかった。小野投入の意図を監督に聞きたい。


技術的に日本が劣っていたとは思わないけれど、シュートの意識と精度に差があったかなぁ。あとは同じ同点でも、追いついたチームと追いつかれたチームの勢いの差が出たかなぁ。シュートを打たなきゃ入らないしなぁ。現地組のサポーターは辛いだろうな。狂気乱舞のオージーに対し、何の反論もできないですよね。日本を応援する声は、大きく聞こえていたんだけどなぁ。
試合後のインタビューで川淵会長涙目になるくらいなら、自分の決定を後悔して欲しい。自分を責めろ。


まあ、気持ちを切り替えて、次、次。
明日のブラジルとクロアチアの試合がどう転ぶか分からないし、とにかく次のクロアチアに勝つことを考えましょう。クロアチアにも負けるようなら、文句なくF組最弱のチームということで納得するしかない。納得できないけど。