UEFA U21 ポルトガル - フランス

スカパーでやっているUEFAのU21選手権の放送を何気なく見ていたのですが、ポルトガルとフランスの両国ともU21とは思えない攻撃的でスピーディなサッカーに驚くと共に、何かと話題を呼んでいる中田特番で指摘されたことがこの世代で当たり前のようにできていることに驚いています。


前線のスペースへ走りこむスピードの早さ、そこへ送り込むパススピードも早い。パスを出した選手は立ち止まらずすぐに次のスペースへ動き出している。
特にフランスの守備は決して高い位置にゾーンを引かないけれど、それでも中盤の選手から早めにポルトガルの選手にプレスをかけて高い位置で奪い取る。そこで奪えなくても次に無理に入れている縦パスをDFが前に出てインターセプト。DFの選手も後ろで待ち構えてスペースを消すのではなく、相手の選手に素早く詰めて相手の動きを自由にさせない。1対1で少し時間をかけると、すぐに2人目の応援が近づいてくる協力体制の整った守備プレス。攻撃の選手との距離を1m開けていたら、それは守備ではなくアリバイ守備だという考え方が徹底されていて、必ず相手の選手に体をぶつけて自由にさせるな、そんなコーチの言葉が聞こえてくるような守備のやり方でした。


有り得ない想像ですが、ドイツに行った日本代表とこのU21フランス代表が戦ったら、0−3ぐらいであっさり負けてしまうのではいか、そんな風に見えてしまいました。日本代表好きの方もサッカー好きの方もスカパーが視聴できる方は、再放送がかなりあるようなのでぜひ見ることをお勧めします。