大宮 - 磐田

helguera2006-07-19

駒場スタジアムに行ってきました。
「雨がひどかったら、やだなぁ」と思っていたのですが、夕方には雨も止み少し肌寒いくらいの陽気でした。まあ、肌寒いはオーバーな表現ですが、7月にサッカーをやるにしてはまあまあのコンディションでした。どうやらオシムさんも来ているらしく、テレビカメラやスチールカメラが記者席の上のほうばかりを狙っていました。


試合開始から大宮がスピーディなパス交換で攻め込み惜しいチャンスを立て続けに作りましたがそれも10分まで、あとは…。10分以降の前半の印象は、ボールを持つけど攻め手がみつからない大宮に対し、いい形で大宮ボールをカットしたときに鋭いカウンターを見せる磐田、という感じでした。他の感想が思い出せない…。磐田の前半はカウンター以外にどんなことをやりたいのか今ひとつ分からなかったし、大宮は藤本選手の怪我で、相手との駆け引きの中で違いを作りだせそうなのが桜井選手と小林大選手のみという印象です。他の選手が前向きでボールを持ってもほとんど怖さを感じませんでした。


さすがに磐田もハーフタイムに新監督の雷が落ちたのか、後半開始から磐田が攻め込みあっという間に同点になりました。1点リードで何となく後半を開始してしまった大宮に対し、全力で牙を剥いた磐田の攻撃、ハーフタイムの監督の役割の大きさを物語るような後半開始0分の磐田の同点劇でした。
しかし、それ以降は前半の10分以降と同様、あとは…。膠着状態に陥った試合を動かそうと両チームとも選手交代のカードを切ってきますが、交代で中山選手や名波選手が出てくる磐田のベンチは豪華ですね。それに対し、大宮の交代要員は試合に変化をつけられる選手がいないというのが正直なところでしょうか。


しかし、このまま同点で終わるかと思い始めた後半40分過ぎ、ゴール前から磐田の選手のクリヤボールがすぐ近くにいた桜井選手に当たり、桜井選手の目の前にこぼれました。それを落ち着いてゴール隅に蹴り込んで大宮が勝ち越し。何ともあっけない決勝点でした。
渡独以降初のスタジアム観戦となったJリーグでしたが、雨の多い時期の水曜日の夜という悪条件が重なっていますが、それでも観客数 5,806人と厳しい数字ですね。でも、厳しい言い方になってしまうかもしれませんが、試合内容もそれなりの内容だったので、日本サッカーの現状なのかな。まあ、それでもスタジアムでサッカーを見るというのはそれだけで楽しいのですけどね。