トリニダード・トバゴ戦後

ビデオを見直してみましたが、ボールが動く割には最後のところで手数が多く、チャンスになりかける直前に潰されてしまうことが多かったように感じました。もう少しシュートを早く打っておくとか、まずシュートを選択するとか、ほんの少しの意識改革で随分と変わると思うのですが。ただ、このように試合のVTRを見る気になるのも久しぶりなので、改善点があっても見直してること自体嬉しいのですけどね。
トリニダード・トバゴ戦後 オシム監督会見 スポナビ
トリニダード・トバゴ戦後 選手コメント スポナビ
もうひとつのマニフェスト スポナビ 宇都宮徹壱さん


監督のコメントや選手のコメント、宇都宮さんのコラムなど、面白い部分はたくさんありますが、それよりも今回はこの人のこの一言でしょう。
川淵会長、代表初戦を評価 デモには「ご自由に」 スポナビ

試合後にあった同会長の辞任を求めるデモ行進については「そういう意見を持っている人もいるが、それもファンの一人。ご自由に、としか言いようがない」と述べた。

以下追記

この発言を読んだ後、すぐに感想を書くと、売り言葉に買い言葉というか、子供の喧嘩レベルになってしまいそうだったので一晩置いてみたのですが、それでもやっぱり呆れてしまいます。記者の取材に対し、必ずしも本音で語ったとは限りませんが、少なくとも真摯な態度は見受けられない。デモの中で声を出しながら考えていたことは、『個人の責任を追及するために、これほどの人が集まっている。もし、「辞めろ」と叫ばれているのが自分だったら、堪えるな。川淵氏は本当にデモに値するほどのことをしたのだろうか』というものでした。川淵氏に対し許せない気持ちはありますが、それでもこれほどの圧力を個人がかけられることの影響の大きさと言うか、例えばそれで体調を崩されても寝覚めが悪いし…、というようなことを考えていたのですが、杞憂だったようです。


デモという行為が彼にとって蚊に刺された程度のことなのか、蜂に刺された位なのか、ナイフで刺された程の事件なのか、彼の頭の中は分かりませんが、これからの行動を注視して継続してプレッシャーをかける必要がありそうです。そうしないと、急に「オシムはスポンサーを大事にしない。メディアとの良好な関係も築けない。協会や俺を大事にしない。だから解任だ。」とか言い出しかねません。これほどの多大な迷惑を千葉に掛けてまで誕生した新監督ですから、川淵氏個人の気が変わった程度で行動に移せることのないよう、常に適度の圧力を掛け続けなければならなそうです。


参考リンク
オシム監督ぴったり?これからの道… FLORENT DABADIE BLOG
トルシエは”外なる圧力”だけではなく、”内なる圧力”にもやられたのではないかというダバディさんの分析ですが、少なくともオシムさんに対する協会やマスコミの”外なる圧力”に対しては、我々にもできることがあるでしょう。