晩秋の北海道 1日目

青函トンネルを抜け北海道に上陸したところで目が覚めた。
しばらく車窓から景色を眺め、サロンカーへ向かう。進行方向右側に海と、そして対岸に函館山が見えてきた。見えてくるとすぐに函館駅に到着した。ここで、これまで引っ張ってきた電気機関車を切り離し、ここからはディーゼル機関車重連になる。北斗星らしくなった。
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函館を出発してすぐに食堂車グランシャリオに向かう。昨夜に引き続き豪華に食堂車で朝食だ。函館駅で多くの乗客が降りたので、さらに車内は寂しくなったが、それでも食堂車から見る大沼や駒ケ岳は綺麗だった。
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食後は個室に戻り、横になってウトウトしたりしながら過ごす。16時間に渡る鉄道の旅も、まもなく終着駅だ。札幌駅に着いた。
駅を出てまずホテルにチェックインする。荷物を預けて観光するつもりだったのだが、ホテルのロビーに入ると係りの女性が「あー ゆー ちぇっくいん?」と聞いてきたので、『えぇ』とも『いえーす』とも聞き取れるような返事をすると、再び係りの女性が「でぃす うぇい」と話しかけてきたので、さすがに『日本人ですから…』と答えた。そんなに外国人に見えたのだろうか。確かにアジア系の観光客の姿も多いようだが。


ホテルに荷物を預けた後、植物園(閉園中)、大通り公園(何もない…)、旧北海道庁と散策し、お腹も空いてきたのでサッポロビール園に向かった。
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ジンギスカンを食べ、生ビールを飲む。昼間から、何という幸せ。
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路線バスで札幌市街に戻り、時計台を見て、雪印パーラーでロイヤルスペシャルバニラアイスクリームを食べる。正しい観光客の姿だ。