苗場の旅

helguera2007-02-14

昨夜(13日の夜)遅くから、苗場スキー場に来ています。関越自動車道を降りて三国峠を登り始めたのが深夜零時過ぎだったのですが、なんと小雨。深夜のスキー場に向かうのに、雨だと気持ちが萎えます。気を取り直してスキー場へ向かうけれど、道路にも周辺にも雪がない…。スキー場はどうなんだろう。


ホテルにチェックインし、まずは寝る、寝る。起きたら、朝9時だった。パウダーが好きなスノーボーダーとしては失格ですが、外は限りなく雨に近い雪が降っています。とりあえず着替えてゲレンデに出ますが、季節はずれの南からの強風で、ゴンドラはすべて運休。ホテル前の4人乗りリフトで何本か滑るけれど、雪がまるで4月か5月のスキー場のようでした。雪不足とは聞いていたけれど、スキー場の公式発表は別にして見たところは積雪30cm以下という感じです。かろうじて滑れるけれど、滑っていても楽しくない…。所々土や草が出てるし、ほとんど雨みたいな雪が降っているし、1時間で上がってしまいました。


ホテルで昼食を済ませ、午後は気持ちを切り替えて温泉に行くことに。本当は昼食でビールを飲んでウダウダ部屋で過ごしたいところでしたが、ここは温泉を目指してグッと我慢。車に乗って湯沢方面を目指します。
まず最初の目的地は貝掛温泉。ここはかなり昔から一度行ってみたい温泉でしたが、行くチャンスを逸しているうちに秘湯ブームになってちょっとお値段が高くなってしまい、気にはなっていたけど行けない温泉となってしまいました。せっかくのチャンスなので、今日は日帰り入浴です。


国道17号線から細く車がすれ違えないような道を清津川に向かって下りて行きます。今年は雪がないので安心して下りられますが、雪が多い時はこの道はかなりスリルがありそうです。日帰り入浴は午後二時までということで、こんな昼前で滑りを切り上げる日じゃないと行けませんね。入浴料千円を払い、木造の建物を奥に進みます。湯船は内湯が源泉のまま温い浴槽が一つ(左)、加温した熱い浴槽が一つ(右)。
:W400


男性の露天風呂はやはり温い風呂と熱い風呂があります。露天から外を見ると、沢沿いに上流へ向かう道があり、そこを人が歩いていました。でも、それ以外はまったく何もなく、音もせず、入浴客も少なかったので本当に命の洗濯という感じでリラックスできました。


ゆっくりと温泉に入った後はちょっとドライブで湯沢の街に下りてみました。苗場スキー場で雪があんな状態なのだから、下のスキー場はどうなっているのか…。まず岩原スキー場に行きましたが、ここは悲惨でした。標高の問題とゲレンデそのものが南方向を向いているので、ほとんど雪がない。それでもリフトは動かして滑っている人は居ましたが、地面が出ているほうが面積が多いコースで雪のあるところをぬって滑っている状態でした。
次に湯沢高原に向かいましたが、ここは斜面が北を向いているせいか、とりあえず斜面に雪はついていました。でも、積雪は少ないです。次に石打方面に行ってみましたが、こちらは雪の白さよりも泥の土色のほうが多いような状態です。それでもリフトを動かしていましたが、スキー場も宿泊施設もこの暖冬は死活問題ですよね。地球はどうなってしまったのでしょうねぇ。


ホテルの部屋に帰り、夕方の4時だって言うのに昼寝をしてしまいました。世間は代表合宿メンバーで盛り上がっているのでしょうが、ここでは浮世のことが別世界に思えてしまいます。中沢選手を招集したようですが、やるね、オシム爺(笑)。
今日の滑りは諦めたけど、今夜は毎年恒例のユーミンの日です。楽しみです。