負けて良かった……

第87回天皇杯全日本サッカー選手権大会3回戦
東京ヴェルディ 0 - 1 Honda FC


今日も仕事だったので、試合内容は一切見ていません。PCからの速報画面がすべてでしたが、試合が終わった直後でさえ正直悔しい気持ちよりも、「負けてもしょうがない」という気持ちの方が強かったです。もちろん試合をやる以上負けても良い試合などありませんが、少なくとも現在のJ2リーグ戦を戦っているヴェルディの状況において、ベストメンバーを組んで勝ちに行くべき試合ではない。クラブにはクラブの事情があり、それぞれの優先順位がある。リーグなど外部が口を出す問題ではない(話が逸れました)。
その意味では、速報でスタメンを見た瞬間、とにかく安心しました。チームとして監督として、クラブの優先順位は間違っていないと。

今日のスタンメン
GK 吉原
DF 一柳
DF 戸川
DF 富澤
MF 金澤
MF 名波
MF 福田
MF 佐藤
MF 藤田
FW 齋藤
FW 船越
サブ
GK 柴崎
DF 新村
MF 廣山
MF 柴崎
FW 井上

ちなみに、直前のリーグ戦。

スタメン
GK 高木
DF 海本
DF 土屋
DF 萩村
DF 服部
MF 大野
MF 菅原
MF シウバ
MF 飯尾
FW ディエゴ
FW フッキ
サブ
GK 吉原
DF 佐藤
MF 富澤
MF 廣山
FW 船越

見事なスタメンの組み方。
「勝たなくて良い試合」などないけれど、「疲れている選手をより疲れさせる試合」でもないし、「怪我している選手を悪化させても使うべき試合」でもない。天皇杯でベスト4まで行ったら来季J1にしてくれるとか、来季もJ2だったとしても最初から勝ち点20ぐらくれるとか、そんなことでもない限りこの時期の天皇杯に昇格争いをしているクラブに本気で取り組めと言う方が無理だと思います。
ちなみに昇格枠を争っているライバルチームの今日の勝敗。
札幌●
ヴェルディ
京都●
仙台●
C大阪
福岡○
湘南○
まあ、試合の状況がそれぞれ違うので、結果は偶然だと思いますけれどね。


今日はJ1のチームは参戦してきていませんが、J2の上位チームやJ1の残留争いをしている下位チームなど、現在の時期の天皇杯にモチベーションを見出すことが難しいクラブも多いでしょう。上位下位に関係ない順位的に中位にいるチームにとっては、リーグ戦での鬱憤を晴らす場として、またクラブの存在意義を見出す場としての天皇杯に対するモチベーションも高く保てるとは思うのですが。そう、3年前のヴェルディのように。



ちょっと追記です。

9月 2日(日)   ザスパ草津
9月10日(月)   湘南ベルマーレ
9月16日(日)   アビスパ福岡
9月22日(土)   水戸ホーリーホック
9月26日(水)   京都サンガF.C.
9月30日(日)   コンサドーレ札幌


10月 7日(日) 天皇杯3回戦


10月10日(水) 徳島ヴォルティス
10月13日(土) 湘南ベルマーレ
10月21日(日) モンテディオ山形
10月24日(水) サガン鳥栖
10月28日(日) ザスパ草津

今年の暑い9月に6試合、10月の第2週以降に5試合、この2ヶ月で11試合の大事なリーグ戦を戦います。その間に天皇杯を入れられても、厳しいです。


予定調和 天皇杯漫遊記 スポナビ 宇都宮徹壱さん