仙台戦 前日

現在、11月9日 16時30分。24時間後の明日の今頃には、ヴェルディの今シーズンの行方を左右する仙台戦の結果が出ているのですね。明日の試合に勝ったからと言って全てが決まるわけではなく、明日の試合に負けたからと言って全てを失うわけでもないけれど、それでも楽しさよりは怖さ、ワクワクよりはドキドキの方が先行する、そんな落ち着かない心境です。


草津戦の終了間際の同点弾以降、意識的にサッカーのことを考えるのは避けてきました。ナビスコの決勝は見に行きましたが、最近は自宅にいてテレビを見る時間があったとしても、サッカーよりも他のものを見てしまいます。とにかく、他の試合でもサッカーを見ると、草津戦の同点時のクロスボールやヘディングシュートの弾道が頭をよぎってしまい、どうも試合を楽しめないのです。そうやってサッカーを避けていても、気が付けば仙台戦のことを考えているのですけれどね。


ヴェルディも仙台もお互いに今シーズン40試合以上を戦ってきて、その結果昇格を狙える位置にいる。それだけでも素晴らしいことです。何と言っても昨シーズンの今頃は昇格の可能性が完全に絶たれていましたし、今シーズンの初めには7連敗ですからねぇ。そのような状況を考えれば、今、この時期に直接対決があって、勝てば自力での昇格がぐっと近づくような試合がある、それだけで十分幸せです。


ここまでくると過去の対戦成績や、監督の優劣など、ほとんど関係ないように思います。ピッチに立った11人が、ベンチにいる全員が、そしてスタジアムを埋めるサポーターがどれほど勝利を渇望しているのか。その大きさが勝敗の帰趨を分けるような気がします。願わくばどちらにも悔いが残らないような、素晴らしい審判を当てて欲しい。気になるのはそこだけです。


長いシーズンを締めくくる時期のリーグ戦で、これほど大きなものを賭けて戦える。やっぱり、楽しみです。