ユースサハラカップ2回戦 大宮ユース - 京都U−18

helguera2007-12-08

大宮公園サッカー場(今はNACK5スタジアム大宮か…)に行ってきました。
今日12月8日は万が一ヴェルディが入替戦に回った時のために随分早くから休みを入れていたのですが、残念ながらヴェルディは2位で無事シーズンを終えてしまったので、まったくのフリーの一日になってしまいました。残念なような、ホッとしたような(笑)。ということで天皇杯にでも行こうかとも思ったのですが、新装なった大宮公園サッカー場の中に一度も入っていなかったので無料開放されているサハラカップ2回戦を見に行ってきました。


無料開放でしたが観客はざっと見積もって500人ぐらいだったでしょうか。でもたった一人アウェイ側で京都を応援するサポの姿が印象的でした。両ゴール裏とメインスタンドを開放していたのですが、ほとんどのお客さんがメインスタンドとホーム側ゴール裏にいたのですが、1人だけ京都のフラッグを持ってアウェイ側ゴール裏にいた京都サポの方、「広島に行かなくていいの?」とか余計な心配をしてしまいました。キックオフが13時からでしたが、大宮が今季J115位ということで、一歩間違えば今日の大宮公園サッカー場で入替戦が行われていたかも知れないのですよね。相手は京都だったkまおしれないのですから、不思議な巡り会わせを感じました。


さて試合についてですが、負けたくないトーナメントの1試合ということなのか、いつもこんな感じなのか、普段の練習を見ていないので何とも言えませんが、両チームとも相手のミスを逃さずにつけ込む。逆に言えば自分たちからチャンスを作り相手を崩していくには程遠い、という感じの試合でした。
得点経過で言えば、
大宮  京都
  0−1
  1−1
  2−1
  2−2
  3−2
という出入りの激しいスコアでしたが、京都の先制点は右サイドからのクロスが直接入ってしまったクロシューだし、大宮の同点弾はPK。大宮の勝ち越し点は京都DFのクリアをブロックしたところからという得点でした。京都の2点目の同点弾は右サイドからのクロスをニアで競り合ったこぼれ球をファーサイドが押し込んだもので、最後の大宮の勝ち越し点はカウンター攻撃から相手のクロスが選手に当って跳ね返ったボールが大宮の選手の前方にこぼれるというラッキーな形からでした。


ただ、得点はミスやラッキーが重なったものが多かったですが、試合を通して両者のやりたいサッカーは垣間見ることができました。
大宮は短いグラウンダーのパスをつないで相手の陣地に確実に攻め込んでいくサッカー。対する今日とはDFから長いサイドチェンジのパスを出し、サイドの選手が起点となって崩していくサッカー。どちらも志向しているものの片鱗は見えるのですが、それがはっきりとした形になるには技術や判断の早さが欠けている様に感じました。


そんな中でも「この選手は将来楽しみかも…」と思った選手が2人いました。
まずは大宮の8番柿沼貴宏選手。キャプテンマークを巻いていましたが、4バックの右SBとしてタイミングの良い上下動とピンポイントの攻撃参加が印象的でした。

後ろ姿がトップチームの藤本主税選手に似ている感じです。


京都は14番の日高洸平選手。左サイドのMFとして、攻撃参加のスピードとタイミング、そして足元のしっかりとした技術が印象的でした。確か京都の2点目はこの選手だったような…。

左利きのボールの受け方など中村俊輔選手の雰囲気が重なる選手でした。
どちらの選手も立ち姿から絵になる選手でした。


試合は大宮が3−2で逃げ切りましたが、試合の結果よりも試合後に喜ぶ大宮の選手たちが印象的でした。トーナメントの1勝は嬉しいですよね。一方の京都はたった一人しかいないサポーターに挨拶に行っている姿が印象的でした。京都の襷がけユニは好きだから応援していたのですが、残念な結果でした。でも、今日はその後の試合で昇格を決めたからいいよね。