セパハン - 浦和

いや、浦和強かったですね。
シーズン終盤の不調やポンテ選手の怪我など、ちょっとネガティブな状況がありましたがまったくそんな不安を感じさせない強さでした。短期間に同じ相手と3試合やるというのは非常にやりにくいと思っていましたが、そんなことは関係なかったです。


前半のセパハンが思いのほか引いてきたこともあるとは思いますが、左サイドの相馬選手やワシントン選手など、個人的に昔懐かしい選手が活躍していました。相馬選手の突破からの永井選手の1点目はクロスのコースが素晴らしかったですし、またワシントン選手の2点目のシュートは圧巻でしたね。あのコースから入るかという感じです。3点目のオウンゴールはラッキーな部分もありましたが、浦和が押し込んでいるからこその相手ゴール前での攻防になるわけで、ラッキーな要素もあるとはいえ浦和が自らもぎ取った3得点と言えるのではないでしょうか。


セパハンとしては後半からの攻撃的な布陣と意識で試合開始からいったらどうなっていたのか、という点が悔いが残るかな。1ヶ月前にも0−2で完敗しているのでよりいっそう守備的になってしまったかもしれませんが、2試合を見た限りでは守備的にいって無失点に抑えられるほどの守備でもないような。2点取られても3点取って勝つみたいな、肉を切らせて骨を断つような捨て身の姿勢でいかないとセパハンには勝機がなかったように思います。


とにかく、これでアジア代表の浦和は次の試合をACミランと戦えることになりました。これは第三者としては非常に楽しみな顔合わせなので、満員の横浜国際の映像をテレビ前から充分に楽しませていただきたいと思います。惜しむらくはこのセパハン戦もそうでしたが、日本テレビの実況が非常に下手アレなことです。「Jリーグの普段の試合はほとんど見ていないだろう」というのがバレバレの実況は興醒めです。田中闘選手が攻撃参加するのは、そんなに絶叫することではなくて日常茶飯事ですよ、日テレさん。日曜日の国立の試合実況でも、『今日は日曜日ということで、国立競技場の上空には青空が広がりました』と話されたアナウンサーがいましたが、思わずテレビの前で「日曜日と青空に関係があるのかいっ!!」と突っ込んでしまいました。『今日は日曜日ということで、多くの観客が集まっています』なら分かるのですけどね。