出会いと別れの季節
シーズンが終わってホッとするのも束の間、日本のサッカーカレンダー的にはシーズン終了後すぐに出会いと別れの季節がやってきます。ヴェルディ公式からディエゴの残留とフッキの川恕W復帰が発表されました。
プロである以上やはり契約がすべての基本であり、それに従うのはしょうがないこと。愛着ある選手との別れは非常に残念なのですが、やはりそれに一喜一憂してもしょうがないのではないかと思うようにしています。来季もフッキがチームに残ってくれたら最高だけど、川粼の事情も考えたら有り得るわけがないことは当然です。フッキが来季ヴェルディにいないことを悲しむより、例えレンタルと言えどもあんなに凄い選手を今シーズン貸してくれて、川粼がシーズン中苦しい時にも契約通り最後まで使わせてくれたことを感謝するべきと思っています。ヴェルディのフロントとしては、レンタルでもあのような選手を１年間限定でも獲ってきた仕事を評価しなければいけないと思います。
これはヴェルディに限ったことではありませんが、サッカーに関わる中で何事も自分たちの思う通りに全てが進むわけではありません。例えば試合の勝敗の行方、審判の判定、降格昇格、選手の獲得、その他もろもろ…。それらを受け入れられない気持ちも分かりますが、受け入れて気持ちをやりくりしていくしかない。もちろん受け入れるにあたり、すぐに気持ちを切り替えられる時と、思い入れが強い余りに気持ちを切り換えずらい時もあるでしょう。でも、やはり全てが思い通りにいくわけではない。こちらの思い通りは相手の思い通りと合致するわけではないことが多い。その中で、好きなクラブと付き合っていくしかない。
そんなことを考えながら川崎の公式ＨＰを見たら、トップページの写真にたまげました。”ＳＴＯＰ Ｅｈｉｍｅ！”のコピーと写真。試合の勝敗はどうなるかは分からないけど、それまでの過程は充分楽しもうぜ！というメッセージが伝わってくるようなトップページです。
何事も別れは悲しいけれど、いつまでもそこに留まっていてもしょうがない。前に進まなくちゃ。
