日本 - ボスニア・ヘルツェゴビナ

今日の試合もテレビで見ていたのですが、ちょっと感想が難しい状況です。


昨年末の監督交代以来、どうしても日本代表が遠い存在になってしまっています。昨年までの日本代表は『自分たちの日本代表』と思えていたのですが、監督交代以来どうしても日本代表の出来事が”他人事”に思えてしまいます。合宿が終わり実際に試合が始まれば少しは感想が変わるかとも思っていたのですが、先日のチリ戦を見ても、今日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦を見ても、どうも実感が湧きません。TBSの中継を見る前にスカパーで昨年のヴェルディの福岡戦(9/16)の再放送を見ていたのですが、日本代表の中継に切り替えるかそのままヴェルディ戦を見続けるか、かなり真剣に迷ったぐらいです。とりあえずチリ戦から少しでもチームが変化しているかを見るために日本代表の試合を見ましたが、結果は…。
画面に映るオシム監督の姿は貴重な映像でしたが、試合については何とも。試合が中断するたびに切り替えて見た男子ハンドボールの試合の方が印象的でした。


そんな中でも気になったことを。
やはり今日の試合を見ても10年ぐらい前に見たチームを再び見ているような既視感を捨て去ることはできませんでした。それぞれのポジションの選手は10年前に比べれば確かにスケールアップしているのだと思います。中山や城に比べての高原や大久保。井原や秋田に比べての中沢や阿部。相馬や名良橋に比べての駒野や内田。山口や名波や中田に比べての鈴木や遠藤や中村(ここだけは少し微妙)。それぞれのポジションで確かに10年分は確実に進化しているのだと思います。でも、チームとしてやりたいことは何なのか。2試合目でやりたいことができるとは思わないし、それが表現できなくても責められることではないでしょう。でも、チームとしてやりたいことがあって、それが実現したらどんなに素晴らしいチームになるのだろうといった期待が持てそうにない。それぞれのポジションでそれぞれの選手が頑張っているけれど…。
得点が入って試合に勝利したことは予選に向けての良い流れになるのでしょうが、個人的には何とも言いにくい試合でした。