松任谷由実SURF&SNOW in Naeba Vol.29

helguera2008-02-18

苗場プリンスホテルで行われた「松任谷由実SURF&SNOW in Naeba Vol.29」の最終日に行ってきました。
ここ数年は毎年のように苗場の”SURF&SNOW”には行っているのですが、今年はどうしても休みが取れず、かなり『諦めようかな…』モードに入っていたのですが、何せ運良く取れたチケットがツアー最終日のチケットということもあり、ちょっと無理をして苗場まで往復してきました。当日3時過ぎまで仕事をこなし地元の大宮駅から新幹線へ、越後湯沢駅まで新幹線に乗ってしまえば大宮駅から50分です。越後湯沢駅前から路線バスに乗って苗場プリンスホテルに向かったのですが、この路線バスが東京や埼玉では出会えないぐらいの懐かしい雰囲気のバスで、新幹線も楽しいけれどバスも好きだなぁと改めて思ってしまいました。


ホテルに到着しチェックインするわけですが、部屋のキーを受け取る時にスキーロッカーのキーも渡されるのです。ところが今回は苗場とんぼ返りの予定なので、着替え以外はまったくの手ぶら。子供の頃からスキーをしていて、学生の頃は山に篭るくらいスキーと親しみ、働くようになってからはスノーボードに転向しとにかく冬山を遊んできた私としてはスキー場に来ているのに滑らないというシチュエーションは非常に寂しいものがありました。スキーロッカーのキーを渡そうとするフロントの方に「要りません」というのは悲しかったです。部屋に入り着替えを済ませ、夕食を食べて少し休んだら、9時30分開演です。


苗場プリンスホテルの会場は元々がライブを優先に作ってある部屋ではありませんから、ステージから見て奥行きは20列ぐらいしかありませんが、左右にとてつもなく広いのです。通常のステージならステージ両端に大きなスピーカーがあると思いますが、今回の席はステージに向かって右端のスピーカーよりもさらに右側で、あと1〜2席右側なら見切れて見えないぐらいの場所でした。ステージ中央のユーミンを中心にバンドメンバーが”へ”の字のように並んでいるのですが、席から見えるのはコーラスの一番端の人だけという凄い席でした。まあ、それでも楽しかったですけれどね。


最終日も終わりましたからネタバレありですが、セットリストはこちらのBパターンでした。リクエストコーナーではリクエストされた曲を途中でやめて別の曲にするというハプニングがありさらに盛り上がりました。そしてリクエストコーナーが終わったところでスペシャルゲストとしてaikoが登場。「青いエアメイル」をaikoさん1人で歌いましたが、こちらもユーミンが歌うのとまた違った趣があって良かったです。aikoのような個性がある人が歌うと、さんざんユーミンの曲として聴いている曲でもaikoの曲になっちゃうものですね。


さて、怒涛の後半も終わりアンコールになりましたが、全部で6曲のアンコールでしたが最後の「卒業写真」はユーミンとキーボードの武部さんの2人の弾き語りで歌っていたのですが、途中から会場の女性の観客も含めた合唱となり不思議な雰囲気でした。勢いのある曲を皆で熱唱するライブと違い、卒業写真をたくさんの女性が歌っているのはまるで昔を思い出しているかのような、懐かしんでいるかのような。ライブが終わったのは日付をまたぎ0時40分ごろでした。


翌朝は11時のバスで山を降り、再び越後湯沢駅へ。駅近くの中野屋さんで”へぎそば”と”まいたけの天ぷら”を頂き、新幹線に乗って帰路に着きました。

新潟に滞在したのは20時間あまり、せっかく冬山に行ったのに滑りもせず日常に復帰です。楽しい一夜でしたが、悲しい一日でした。