ヴェルディ - FC東京

helguera2008-04-12

味の素スタジアムへ行ってきました。
が、行ったことを思い出したくもないくらい、悔しいです。負けるだけでも悔しいのに、逆転負け。前半に1点先制して、後半に2点取られて逆転負け。さらに2点目の決勝点が後半終了間際というのは、これ以上ないぐらい悔しい負け方。さらに相手が相手だしね。


試合終了後4時間はサッカーのことは思い出したくもありませんでした。終了の笛が鳴ると同時に席を立ち、帰りの電車の中では地元の駅に着くまで本を読んで気持ちを本に集中させていました。帰ってきてもスカパーはつけず、また本を読む。4時間が経過してようやく少しは考える気持ちになりました。
冷静になって考えれば、見事な力負け。選手の足が動いているうちは互角の戦いができたものの、足が止まり始め、前線の攻撃陣が守備をまったくしなくなると相手に奪われた主導権は取り戻せませんでした。途中からは「引き分けに持ち込め」と祈るような気持ちで見ていましたが、それすら叶わぬ無残な逆転負けでした。


守備に貢献しない選手も選手なのですが、交代カードの切り方を考えると監督も監督だなと思ってしまいます。スタメンの時点で「井上はないだろう」と思っていましたが、そこを交代するのに柴崎とは…。井上選手も柴崎選手も否定するつもりはありませんが、昨年までの試合ならいざ知らず今年のステージでは荷が重過ぎる。昨年までならフッキとディエゴが守備に参加しなくても逃げ切れることもありましたが(追いつかれることもあった)、今年は無理です。さらにホームということもあってか平本を投入して、守勢にまわったときに前線に3人の傍観者がいた状態では支えきれない。フッキ1人ぐらいが守備に参加せず常にカウンターを狙っているのならともかく、最後の時間帯は「やられるのも時間の問題だろう」と思いながら見ていました。何で経験豊富な大野や広山(この試合ではベンチにもいませんが)を途中交代で使わないのだろう。今日の交代では勝ち越し点も狙えず同点で逃げ切るのにも貢献できず、まったく中途半端な交代カードに思えました。


前線に3人のブラジル人を置きたいのなら、もう一枚の中盤は大野なり広山なり、攻守のバランスを考えられてある程度守備に貢献できる選手じゃないともたないと思います。本当なら前線のブラジル人はディエゴとフッキの2人にしたいところだけど。
ホームで勝つことも大切だけど、チームの目標はまずは残留だと思うので、2失点以上は命取りです。今日みたいな試合で確実に勝ち点1を積み上げてから、勝ち点3を狙いましょう。攻め込んで(後半の後半は実際は攻め込めていないけど)玉砕して勝ち点0に終わるより、まずは勝ち点1でも積み上げていかないと。レアンドロに変えて菅原の投入でも良いと思っていましたよ。おかげで暗い1週間を過ごせそうです。