柏 - ヴェルディ

スカパーで見てましたが……、開始15分で決まってしまいましたね。
ナビスコも含めて連敗中の両チームの対戦ということでしたが、勝利への切実な渇望度と選手の運動量は柏の方が上でした。


試合開始から1点負けている試合終盤のような雰囲気で攻めてくる柏に対し、ヴェルディも緊張感のある試合の入りを見せてくれましたが、時間の経過とともにチーム全体の運動量で優る柏のペースになりました。この運動量は90分間は続かないと思いながら見ていましたが、わずか20分で3点も取られては「参りました」と言う感じです。柏が仕掛けてくる前線からのチェイス&チェックでまったくボールをつなぐことすらできないヴェルディに対し、柏は後方から次から次へと選手が飛び出してくる。試合結果は内容を正当に反映したものと感じています。


ヴェルディは…、どうすればいいのでしょう。昨年も4月7日から暗黒の1ヶ月間を過ごしましたが、今年も暗い日々をおくれそうです。とりあえずは3バックにして守備の立て直しかな。柏の運動量が落ちた後半の45分間でさえ、1−2で負けているわけですからねぇ。後は前線に飛び出す選手を入れることぐらいか。今日の試合でもヴェルディの惜しい場面はミドルシュートぐらいで、分厚い攻撃はほとんどありませんでしたから、何とかチャンスの時にもう少し選手の数を確保したいところです。後方を3バックにして前線の数を確保するとすると、結果的には中盤の選手にもう少し運動量を増やしてもらうしかないわけで、果たしてそれが柱谷監督の下、実現できるかどうか。


先週の負け方は相当悔しいものでしたが、今日の負けは当然だなという思いが強く、先週程悔しくないのが不思議な感じです。でも、この数試合で今年のヴェルディのリーグ内でのポジションは”残留できるかどうか”だということははっきりしたと思うので、その目標に向かって逆算して試合を戦って欲しいものです。