大宮 - 清水

helguera2008-07-27

大宮公園サッカー場に行ってきました。
放送時間全てではないけれど全ステージのゴールシーンを見ることができたツール・ド・フランスの話や、騒ぐだけ騒いでいなくなってしまったフッキの話や、いつのまにか試合をやっていたオリンピック代表の話など、まあいろいろとあるのですがそれらについてはまた書ける時にでも。


大宮公園サッカー場には開門と同時に入ったのですが、2時間以上を経過してようやく試合開始という時に大雨と突風と稲光がやってきました。選手の入場も準備万端であとはスポンサーの挨拶が終わればキックオフだったのに、避難しなければ危ないほどの雷雨でした。屋根の少ない大宮公園サッカー場ですから、スタンド下の通路は避難客で大混雑でした。雨脚が弱まっても雷雲がなかなか去らずにキックオフが1時間半も遅れてしまいました。その間やることもないわけで、稲光や夕焼けに染まる虹などを見ておりました。遠くに虹が出ていても、スタジアムの上空は稲光なんですけどね。


18時のキックオフが19時30分になってしまいましたが、ようやく始まった試合は開始早々から大宮の小林慶のラフプレイで後味の悪い試合になってしまいました。前半の4分、ボールを奪った清水の藤本選手を後方からスパイクの裏を見せて足首にタックル。主審の岡田さんはイエローカードで済ませてくれましたが、藤本選手の怪我はそんな軽いものではなく左足腓骨骨折の重症で全治3ヶ月とのこと。帰宅してからスカパーのアフターゲームショーでタックルの場面の映像を見ましたが、あの藤本選手の足首の角度は尋常なものではありませんでした。藤本選手の1日も早い回復を願うとともに、あんなラフプレイをした(ボールにはまったく触っていない)選手には……言葉に出来ませんが、そういうことです。


その場面を除けばお互いに似たような志向のチームで、スコアレスドローながら面白い試合でした。同じボールをつなぐ志向でも、大宮の方は中央からの攻撃の比重が高く、清水の方がサイドからの攻撃を重視している感じでしょうか。清水の方がチャンスの数は多かった気もしますが、決定的なシュートやクロスが大宮のGKの正面に飛ぶ様は悲しいものがありました。大宮のGKの江角選手が横っ飛びすらせずに正面でキャッチする場面が何度あったことか。清水の攻撃が一番大宮ゴールに近づいたのは大宮のレアンドロの「あわやオウンゴールか?」というポスト直撃弾でしたから…。


一方の大宮の攻撃ですが、中盤まではボールをつなげるものの前線の2トップには良いボールがまったくに入らず、清水の中盤を崩すには至りませんでした。時間の経過とともに両チームの中盤がなくなり、最後はカウンターの応酬になりましたが、引き分けは妥当な結果だと思います。どちらにも勝つチャンスはあったし、どちらにも決定力はなかった。結果はスコアレスドローでしたが中盤の主軸を怪我で欠きこれからの長期離脱を余儀なくされた清水にとっての方が痛い引き分けでしたでしょうか。
後は、やっぱり屋根をもっと広い範囲につけて欲しいものです、大宮公園サッカー場